子ども建築塾2020年度 第9回「プレゼンテーションボードをつくろう!」

2021年05月12日

みなさん、こんにちは!今回は3月20日に行われた、第9回の授業の様子をお伝えします。
今まで考えてきた「透明ないえ」を模型を制作した後は、プレゼンテーションボードの作成に取り掛かりました。



コンセプトやアイデアを他の人に正確に伝えるのはとても難しいことです。
その中で自分の作った家の一番見せたいシーンはどこなのかを、先生やTAと一緒に話合いながら進めていきました。そしてボードのメインともなる模型の写真撮影も行いました。

写真撮影では、「透明ないえ」ということで自然光や照明を用いてライティングにこだわる子どもたちも多くいました。また、写真撮影をすることで、影が室内に落ちてきて予想以上に素敵な空間を作れていたことを発見したりしている子もいました。実際につくってみて分かることも多くあるということを実感しました。

アストリッド先生からは、スマートフォンなどで撮影をすると、アイレベルで迫力のある写真や、実際に建築を体験しているような写真を撮ることができるというアドバイスも頂きました。

プレゼンボードの作成では、模型写真の効果的な使い方や、今までの過程で描いてきたスケッチなども積極的に使用すること、文字ばかりではなくて視覚的に分かるように遠くからみてもはっきりと伝わるようなプレゼンボードの作成を心がけるようにとのことでした。
例えば、同じようなアングルの写真が2枚並んでいるなら一つをスケッチに変えてみる、全体の作品のコンセプトを表すように写真を配置してみるなどのアドバイスがみられました。

また、写真や書き込みだけではなく折り紙などを用いて、立体的なプレゼンテーションボードの作成を行なっている子もいました。
個性的な「透明ないえ」ができてくる中で、自分の作品のコンセプトやアイデアを他の人に伝える手段にもそれぞれ特徴が出てきています。

自分の作品の魅せ方についてもしっかりと考えることが、作品をより深いものにすると思いました。
どのようなプレゼンテーションになるのか、発表会がとても楽しみですね!

日本女子大学大学院 修士1年 伊東由莉