塾生講座 レビュー①

2016年07月06日

7月3日から伊東豊雄建築ミュージアムで開催される展覧会「日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト2016」に向けて、6月11日にレビューが行われました。伊東豊雄建築ミュージアムのエントランスや各部屋に展示する内容を、各チームが具体的に模型や原寸大のイメージを制作し、発表しました。その展示内容の一部をご紹介します。

ガイドブックチーム
「人を介した島の魅力を紹介する」をテーマに、壁に大三島全体の地図を貼り、その周りに表は写真、裏は紹介文と補足の写真を入れたポストカードを設置します。

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ブランディングチーム

大三島の特産物や神社をイメージし、伯方の塩を活用したおみくじをつくるなど、来場者が楽しめるような体験型の展示を企画します。

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ワイナリー休憩小屋・醸造所+オーベルジュチーム
実際の休憩小屋で使用する椅子の試作などを展示スペースに設置します。

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農業スクールチーム
農業スクールの活動紹介と年間のイベント、やさいの学校のスケジュールを発表します。

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ネット販売チーム
イノシシソーセージやワインなど、セレクトした商品を箱に詰めたモックアップを展示します。

大三島公民館+図書館チーム
公民館の改修案として、現状写真や改修後の図面、スケッチ、模型を展示します。

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屋台チーム
参道マーケットなどのイベントで使える屋台をデザインし、実寸大の模型を展示します。

発表後には講師の方からアイデアや意見をいただき、それらを参考にしながら展覧会までに展示物を制作していく運びとなりました。

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塾生の中には建築設計者以外に、グラフィックデザイナー、一般企業の営業、広報、コンサルタント、編集者など、さまざまな専門と分野を持つ人たちがいます。そうした異なる角度から大三島について考え、アイデアを出し合い、より良いものをつくっていく。大人になってからもこのような活動ができることが本当に楽しいです。

かつて私が一般の来館者としてミュージアムを訪れたときのように、自分たちの活動をご覧いただくことで、島の人や島のことを知らない人たちにも「こんな活動してて、おもしろい!」「島を巡ってみたい!」と思ってもらえたら嬉しいです。

塾生 関戸沙里