子ども建築塾 前期第5回「どんないえになるのか模型をつくって考えよう!」

2016年07月12日

こんにちは。6月18日の子ども建築塾 前期第5回の授業の様子をお伝えします。外はすっかり暑くなり、夏が近いことを体感した一日でした。体調管理にも気をつけながらも、子どもたちは意欲的に作品を制作していました。

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前回の中間発表では、数週にわたり素材と向き合ってきた中で発見したことを発表し合いました。一つだけでは構造が成り立たない素材でも、異素材と組み合わせることで自立させることができたり、少し手を加えることで「この素材の特性をこんなふうに活かせるのか!」といった発見をした子もいて、たくさんの驚きがありました。

どんないえになるのか考えよう!
今回からいよいよ本番模型の制作がスタートしました。今まで素材と向き合ってきた作業の中で発見したことや、中間発表で先生方にいただいたアドバイスをどのように活かして「いえ」に近づけていくのかを考えました。

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風が抜けるような素材では、壁を何層かつくって風の抜け方に差を出したり、板状でかたちが自由に変えられる素材であれば、何枚か折って立たせてみたりしました。布や紙状の柔らかい素材では、切り込みの入れ方や、折り方、曲げ方を変えることで空間にバリエーションが生まれるなど、より空間を意識したかたちに近づいてきたように思いました。

また、アストリッド先生からは、普段私たちが暮らしているような四角い空間のイメージを一度捨てて、自分がそこで過ごしたくなるような、友達と一緒にいて楽しそうな場所を直感的に考え、空間をつくってみようというアドバイスをいただきました。そこで何をするのか、寝転ぶのか、食事をするのか、話をするのか、などと考えていくと、イメージがさらに膨らみそうです。

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作業に少し疲れたら、時々休憩も兼ねて、子どもたちは周囲の友達の作品を見ていました。他の作品に対する感想を話してくれて、僕たちTAにとってもいい刺激になりました。素材の特性の発見から建築を考えてゆくという経験が僕自身もなく、特性を発見する段階ではある程度の提案を出しつつも、子どもたちと共に手探りで作業を進めていました。その分、何か発見をしたときの嬉しさが大きいように思えました。素材が可能にする造形を見つけることから始まり、漠然とした「空間」が生まれ、それが「いえ」として応用されてゆくように、アイデアが発展してゆく様子が楽しいです。

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次回は、今回に引き続き、本番模型の制作をします。これまで以上に「いえ」のイメージが具体的になっていく子もいれば、また違った特性を発見し、新たにつくりたいアイデアが生まれる子もいると思います。いずれにしても、実際にかたちにしてみてどう感じたか、もっといいアイデアがありそうか、などと新たな発見に対しても敏感になり、子どもたちとTAが一緒に作品を磨いてゆきたいと思いました。最終的には、それぞれの個性が光る、見ごたえのある作品が出来上がるのが楽しみです。

東洋大学2年 岡安優