子ども建築塾 後期第6回「本番模型をつくろう!①」

2017年04月17日

みなさま、こんにちは。1月7日に行われた子ども建築塾後期第6回の授業の様子をお伝えします。

子どもたちは、スタジオに到着すると「あけましておめでとう!」と新年の挨拶をしたり、お正月の話をしたり。みんなの元気な姿とともに、今年も子ども建築塾が始まりました。

今回からは、いよいよ3月の発表会に向けて本番模型の制作に入っていきます。

まず、前回の中間発表で先生に言われたことを思い出してグループで確認しました。冬休みを挟んだので忘れてしまった子もいるかな?と心配していましたが、グループのお友達やTAと話をしていくうちに、新しく教えてもらった植物のことや先生からいただいたアドバイスを徐々に思い出していきました。

中間発表のことを思い出せたところで、次はグループごとにまち探検へ。

伊東先生からは「実際のまちの様子を見て、それを取り入れることで模型がより身近になってくるんだよ」「一つの建物だけでなく周りとの関係をよく見てみよう!」とアドバイスをいただきました。

「ここの建物の前には広場がつくれそう!」「柿の木には鳥が来るけど、ミカンの木には鳥が来てない!」など、「自然」と「まち」についてたくさん考え、恵比寿や植物について詳しくなった子どもたちには、後期初回授業で初めて行ったまち探検のときにはなかった気づきがありました。

まち探検が終わるとスタジオに戻って、残り時間で本番模型づくりに取り掛かります。

実際に見てきた建物のかたち・窓・屋根などを、忘れないうちに模型に反映させていきます。自分のアイデアをスケッチにまとめたり、どんどん手を動かして模型づくりを進めたり、みんな思い思いの方法で本番模型づくりが始まりました。

今回は、まち探検に行った後に模型をつくり始めるという盛りだくさんのスケジュールで、あっという間の2時間でした。

再度まち探検をしたことで、忘れていたことや細かいところなど、敷地模型だけでは分からない部分を見直すことができたので、みんなのアイデアや模型が想像上のもので終わらずに、本当に実現しそうなものに近づいてきたように思えます。

前期の課題に比べると、実際に存在する恵比寿というまちの中で自分のアイデアをかたちにしていく点が難しいところではありますが、これからも「まち」と「自然」に向き合って、考えがかたちになっていくのを楽しみにしています。

日本女子大学 塩田 佳織