LIXILメムメドウズプロジェクト2017「パンと大樹町の食を楽しむワークショップ」(2日目)

2017年11月16日

「パンと大樹町の食を楽しむワークショップ」(2日目)は、大樹町をはじめ、帯広市、少し離れている池田町からも参加者が集り、1日目に続いて料理家のヒラタ・マリさんを講師にお迎えし、ブルーベリージャムづくりのワークショップを開催しました。昨年は愛媛県大三島からみかんを取り寄せて、ジャムをつくりましたが、今年はメムメドウズの敷地内で育てられているブルーベリーを夏頃に予め収穫しておいたため、地元産のブルーベリーでジャムをつくることができました。

冷凍された赤い果物のほうが、ペクチンが出やすく、ジャムになりやすいようです。

ブルーベリーをはじめ、赤い果物は一晩グラニュー糖につけておく必要があります。また、ジャムづくりのコツの一つは、底が深い大きな銅鍋を使用することです。ブルーベリーとグラニュー糖を火にかけて105度まで煮詰めますが、その際にフツフツ上がってくるので、深い鍋のほうが火の強さを保ちながらも溢れることなく煮詰められます。

ジャムを固めるためのレモンは、北海道では収穫できないため、大三島より取り寄せました。このような食材の交換が、地域間の交流のきっかけになれば嬉しく思います。

最後に、時間と用意していた食材に余裕があったので、みんなで牛乳ジャムもつくりました。牛乳ジャムは、牛乳で砂糖を伸ばし、バニラビーンズとシナモンスティック、クローブ、ベイキングパウダーを入れて煮詰めれば簡単につくることができます。

ワークショップが終わった後、つくったジャムを自然発酵のパンと里芋のパンに塗って、その場で試食し、おいしいひとときを過ごすことができました。二日間のワークショップはあっという間でしたが、北海道の食材の新鮮さ、自然の豊かさを身と舌で体験できて、改めて感動しました。

マリさん、ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

伊東建築塾 ジョイス・ラム