子ども建築塾2020年度 第8回「模型を完成させよう!」

2021年05月11日

みなさん、こんにちは。
今回は3月6日に行われた第8回授業の様子をお伝えします。

今回は、模型をつくる最後の授業です。

模型づくりに取り掛かる前に、アストリッド先生は子どもたちに「今まで考えてきたことがたくさんあると思うけど、それと同時に手を動かして思いついたことも大切に。勢いを持って仕上げよう!」と声をかけていました。

模型作りの授業はいつも時間との戦いなので、TAも気合が入ります!

改めて模型を眺めてみると、本当にこの大きさ(広さや高さ)が気持ちの良い空間になるのかな?という点が先生も気になったようで、模型のサイズに合わせた人の添景を置いて確認を行いました。

中には、恵比寿スタジオ二階のこじんまりとした空間を実際に体感し、メジャーを使って天井までの高さを測りスケール感を見直している子もいました。

「前回までに作っていた平らな屋根は、本当にそれでいいのかな?」
「少し力を加えて丸めてみると空が見えやすくなるかもしれない!」
TAと一緒に話しながら試しに手を動かしてみることで新たな形への発見がありました。
少しの工夫で空間がガラッと変わる模型作りの楽しさが子どもたちに伝わったのではないかな、と思います。

授業の最後には、次回取り組むプレゼンテーションボードについての説明がありました。
作品の魅力を言葉で伝えるタイトル、模型をよりよくみせる写真の撮り方などを考えておくことが宿題となりました。今まで考えてきたことが魅力的に伝わるプレゼンテーションボードができるか楽しみです!

やはり、今回も終盤で「もっと時間があれば!」となってしまいましたが、それだけ今まで考えてきたことがあり、模型作りは自分の作品への思いが溢れ出てくる時間なのだと感じました。

模型もプレゼンテーションボードも勢いを持って作りあげ、発表会に挑めるように次回以降も一緒に楽しく頑張りたいと思います!

東京工業大学 修士2年 塩田佳織