子ども建築塾 前期第6回「自分のアイデアを模型に表現しよう！」

みなさま、こんにちは。
7月9日、子ども建築塾前期第6回の授業が行われました！ 厳しい暑さにも負けず、子どもたちは今日も元気にスタジオにやってきました。その日の授業の様子をお伝えします。

今日の授業では、前回に引き続き本番模型をつくります。「いえ」のイメージが具体的になった子どもは、誰がどのように暮らすのかなどを想像しながら、TAとともに手を動かしていきます。自分が小さくなった姿を点景として模型に入れることで、スケール感をつかむ子どももいました。

また引き続き、かたちや素材の扱いを実験する子どもたちも、TAのお兄さん、お姉さんと相談しながらアイデアを膨らませつつ、本番模型の完成を目指してがんばっています。

みんなが集まれる広い空間やしゃがまないと入れない空間、影が綺麗な空間など、素材の特徴を観察して、その中で暮らす様子をスケッチブックに描いている子どももいました。

授業後半では、グループ内でディスカッションを行いました。今までつくってきた模型を見せ合いながらそれぞれ発表しました。グループには講師や助手がつき、アドバイスをいただきました。普段はTAとともに真剣に作業していますが、「ここはもっとこうしたらいいんじゃない？」と子どもたちからもグループ内のお友達に対して意見を言える機会はとても大切な時間です。私が担当するBグループでは、TAや子どもたちが、アドバイスやアイデアを絵に描いて伝えることで積極的な意見交換ができました。お友達の発表を聞くことで、いろいろな素材のおもしろさや新たな発見があったと思います。グループディスカッションでもらったアドバイスや意見は、今後の作品づくりにどのように活きてくるでしょうか。とても楽しみです。

最後にアストリッド先生から、その「いえ」が建っている周りの環境についても考えましょう、とみんなに声をかけました。植物を植えるにしても、自分のつくった空間に合ったオリジナルの花や木をつくれると良いですね。

次回はスタジオ開放日です。模型制作のためにスタジオを自由に使用できます。講師の方がいらっしゃらない分、TAとともにじっくり模型制作に没頭できる日でもあります！今回の授業で作業が捗った子どもは、さらに作品に磨きをかけ、思うように進まなかった子もここで巻き返しましょう！私たちTAもワクワクが詰まった楽しい作品になるように全力でサポートしていきます！

子ども建築塾TA　古庄百合香