子ども建築塾2019年度 後期第9回「模型を並べて人の点景を置こう!/アイデアをまとめよう!①」
皆様、こんにちは。2020年2月8日に行われた後期第9回の授業についてお伝えします。
今回ははじめに敷地模型に自分が作成した模型を置き、まち全体を眺めました。先生抜きで伊東建築塾のスタジオで作業を進めるスタジオ開放日から、今回の授業まで1週間しかなかったのですが、自宅で模型をつくってきてくれた塾生もたくさんおり、ほぼ完成に近いかたちになりました。
自分のお店の前や隣にどのような建物が建つのかが分かったところで、人物の点景を置いていきました。
皆、自分のお店の中に力を入れていましたが、太田先生から「通りに人がいるからこそお店に人が入ってくるから、通りにいる人とお店の関係を点景で示そう」というご指摘をいただき、人がどのように自分のお店に興味を持つかを考えながら点景を置くことができました。
30〜40分という短い時間でしたが、建物の設計者だけではなく、お店のオーナー、お店の利用者などさまざまな人々の視点に立って考えを深めることができたと思います。この時間は「店先エリア」についても再度考えるきっかけとなりました。自分のお店の前のエリアでどのように人々に過ごしてもらうかを考え、表現を加えることができたと思います。
授業の後半は、プレゼンボード制作に取り掛かりました。グループごとに模型写真を撮影しながらの制作だったので慌ただしかったですが、臨機応変に行動することができました。模型写真は外での撮影だったため、寒さと時間との戦いとなりましたが、皆自分のお店の良い見せ方を考え、撮影に臨むことができました。
プレゼンボード制作では、どこにどのような写真を貼るか、どのような言葉を書くかなどを考えました。グループによってはレイアウトをメンバーで揃えて、グループの特徴を出しているところもあるようです。用紙を自宅に持ち帰った塾生もいるので、次回の授業も含めてどのようなプレゼンボードができるのか楽しみです。
次回は最終授業となります。プレゼンボードを完成させ、公開発表会に向けた練習を行います。2019年度子ども建築塾ラストスパートです!みんなと一緒にがんばりましょう!
慶應義塾大学 佐用万莉奈