子ども建築塾2021年度 前期 第1回『水に浮かぶいえ』課題レクチャー
みなさん、こんにちは。
5月22日(土)に行われた第1回授業の様子をお伝えします。
2021年度の前期の課題は「水に浮かぶいえ」。
今までの暮らしとは少し違って「どうやって過ごすのだろう。どんなところなのだろう。」というイメージを膨ませることが重要になりそうです。
第1回の授業では「水」のイメージを膨らませるため、たっぷり水を含ませた筆に絵の具をとり、そこからどのような表情の“水”が生まれるのか観察しました。
「一本の線を描いてみよう」と太田先生から言われた子どもたちでしたが、ひとりひとりが個性的な表情を見せてくれました。
同じ色で濃淡をつけてみたり、あえて異なる色を混ぜ合わせてみたり。試行錯誤していくうちに、新たな発見があったことと思います。
班の中での発表では、自分のお気に入りの線を伝えたり、友達のどんなところが気に入ったかなどの意見交換をしました。
スケッチの後は、アストリッド先生から「水」についてのレクチャーを受けました。
たくさんの写真を用いていろんな種類の水やその上で生活する人々を紹介していただきました。
子どもたちは、その写真の中に自分が描いたスケッチと似ているところがないか探したりしながらイメージを膨らませます。
初回ということではじめは緊張気味の子どもたちでしたが、手を動かしているうちにのびのびとスケッチをしたり、レクチャーの中でアストリッド先生からの質問に元気に答えている様子を見て、私たちTAもこれからの授業がとても楽しみになりました!
次回はさらにイメージを膨らませるためにスケッチに取り組みます。
身の回りの「水」についてたくさん観察して、自分だけの「水に浮かぶいえ」をつくっていきましょう!
日本大学大学院 修士1年 上野瑞樹