子ども建築塾 前期7回「自然のようないえをもう一度考えよう!」

2013年08月01日

皆様こんにちは。

7月13日、うだるような暑さの中、子ども建築塾前期7回目の授業が行われました。
前回つくり始めた「自然のようないえ」の模型に、人や家具などを入れてみて、スケール感などをもう一度を考えながら制作を進めました。

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第2回の授業で太田先生が教えてくれた、色々な「どんな感じ?」を思い出しながら制作を進めます。自分が「自然のようないえ」の中に入ったつもりになって、「どんな感じ?」をそれぞれ考えました。

「どんな明るさだろう?」
「どんな音が聞こえてくるかな?」
「どんな風が吹くのかな?」
・・・いろんな「どんな感じ?」を考えながら手を動かしました。

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中に入ったつもりになって、「もっと明るいほうがいいかな?」と開口部のあり方を考えてみたり、自分の模型にあったスケール感の添景を配置して、「これじゃ急すぎて登れないね」と傾斜の角度を調整したり、「もう少し天井が高いほうが広い感じがするかな」と天井の高さを調整したり、とスケール感を感じながら、「どんな感じ?」をたくさん考えることができました。

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スケール感が加わることで、「自然のようないえ」に一気に建築らしさが増したように感じられます。常に空間の中に入り込んで考える、「どんな感じ?」を想像しながら空間を捉える、この作業の繰り返しは、子どもたちにとって大きな収穫となったのではないでしょうか。

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今回で夏休み前の授業は終了し、次回は夏休み明けになります。
ついにそれぞれの「自然のようないえ」を完成させます。

夏休み中、少しの間子どもたちと離れてしまうのは私たちTAとしては寂しい限りですが、夏休み明けに、各自色々な経験をして少し成長した子供たちに会えることを楽しみにしています!

夏休み中も、「どんな感じ?」を考えながら空間を捉える経験を繰り返してもらえると嬉しいです。

賀谷千裕