子ども建築塾 後期第9回「プレゼンテーションって何だろう?/アデイアをまとめよう!①」

2016年04月21日

みなさま、こんにちは。 2016年2月20日に恵比寿スタジオで行われた、後期第9回目の授業の様子をお伝えします。

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後期の授業も終わりに近づいた今回は、後期の授業で考えてきた建築の総まとめとなるプレゼンボードづくりが行われました。

始めに模型写真!となるはずでしたが、今日はあいにくの空模様。2階でチームごとに交代しながら撮影し、待っている間に子どもたちはタイトルとキャッチコピーを考えます。アストリッド先生から、「タイトルは長い文章にならないように、楽しさがみんなに伝わるようなものにしましょう」とアドバイスを受け、みんな意気揚々と始めましたが、いざ考えてみるとなかなか決まらない様子。TAたちと相談しながら頑張ります。

後期の課題は「渋谷川と仲良くする建築」でした。子どもたちは本当に建築をつくるのがうまくなりました。敷地を見学したり、いろいろ調べて得たりしたイメージを、絵にして、模型にして、考えて。そのスピードは前期の比ではありません。子ども塾での成長を感じます。その分建築でやりたいことが増えて、なかなかタイトルがまとまらないのかもしれませんね。

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授業が始まって30分ほど経った頃、ちらほらとプレゼンボートに取り掛かり始めました。まずはレイアウトです。タイトルの位置や大きさ、模型写真や文章の場所などを大まかに決めていきます。「この写真はどこに置いたらいいかな?」「文字はどのくらいの大きさ?」など相談する声があちこちから聞こえできました。

ここでアストリッド先生から、「プレゼンボードはみんな離れたところから見るから、文字も写真も大きく!そして発表会ではみんなの作品を初めて見る人がいっぱいだから、その人たちにも伝わるようにつくろう!」とさらにアドバイスをいただきました。それも踏まえて、レイアウトをもう一度考えました。

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その頃も2階では、模型写真の撮影の真っ最中。今までつくってきた模型にカメラを向けて、みんな楽しそうに写真を撮っています。「どのアングルが一番かっこいいかな?」「ここのレストランを写真で見せたい!」など、思い思いに模型写真を撮っていきます。写真では今までと違った視点から模型を見ることができ、模型の中にいるような気分になれますね。

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授業の終盤に、みんなプレゼンボードの全体像が見えてきました。中にはもう完成して発表練習を始める子も!TAの大学生もたじたじです。そして、みんなのプレゼンボードに個性が出ていて面白いです。テーマとしているものの絵を描く子もいれば、建物を全面に押し出す子、説明を詳しく書く子など、人さまざまでした。後期のテーマは川ですが、「音」「光」「人」「地層」「魚」など、みんないろいろなものに注目し、川とまちを楽しくしようとしています。本当に子どもの感性の豊かさには驚かされます。

来週は発表会前の最後の授業です。プレゼンボードづくりの続きと発表の練習を行います。今まで頑張ってつくってきた建築の楽しさ、面白さをすべて表現できるように頑張りましょう!

子ども建築塾TA 坂田達郎