だがね研究会

2012年12月07日

皆様こんにちは。東京大学生産技術研究所村松研究室、博士課程の田口純子です。

12月5日、名古屋都市センターで行われた「だがね研究会」にて、子ども建築塾に関する活動紹介と意見交換をさせて頂きました。

だがね研究会は、2006年より毎年夏休みに「子どものまち“だがねランド”」(まちづくり活動に対する体験型の学習プログラム)を企画・運営されている名古屋都市センター、名古屋市立大学鈴木賢一研究室を中心とした「だがねオールスターズ」の皆様によって実施されているもので、今回は当塾から講師の太田先生、事務局の古川さん、田口の3人で参加させて頂きました。

これまで伊東先生の講演のなかで折々触れられることはあっても、伊東建築塾の設立経緯や組織の話から子ども建築塾の年間プログラムまでを通して紹介させて頂くのは初めてのことでした。今回は私達にとっても、プログラムを通しての目標や実際の子ども達の変化、講師の先生方の視点、そして今後の課題等を振り返るとてもよい機会を頂いたように思います。

刺激になったのは、7年間だがねランドを続けていらっしゃる、だがねオールスターズの皆様と、「子どもの時分に建築やまちに触れる意味」についての意見交換ができたことです。互いのプログラムや、実施者一人一人の想いには重なるところも、そうでないところもありますが、そうした多様さがあるなかで、凝り固まらずに、大切に考えて行くことができる点のように思います。

そして何より、子ども達との関わりのなかで実施者自身にも力がみなぎり、喜びややりがいを感じるという点が、全員の想いに共通してありました。スライドでお見せした写真のなかの伊東先生の笑顔にも表れているように、そうした喜びは、子ども達に向けて建築やまちに触れる機会が開かれていく強い原動力になっているように感じました。

今後とも交流をもたせて頂き、また交流の輪を広げていきたいと、切に願っております。