子ども建築塾 2018年度 前期第4回「動物と一緒にくらす様子」を完成させよう!

2018年08月30日

みなさん、こんにちは。2018年5月26日に行われた子ども建築塾前期第4回の授業についてお伝えします。

授業の前半は第3回の授業に引き続き、スタディ模型の制作に取り掛かりました。前回つくった模型は一旦終わりにして、模型づくりは新たなスタートを切りました。授業の始めにアストリッド先生から模型づくりのポイントのお話がありました。模型づくりで大切なのは「スケール」と「空間づくり」。

まず、模型のスケールが合っていることはその空間の大きさを知るためにとても大事です。子どもたちは動物や人の添景を模型の中に置いては何回も確認し、頭の中で想像しながらつくりました。

また、今回の模型づくりはアクティビティを一つ決めて「空間」をつくることを目標としています。例えば、「一緒に食べる」、「一緒に寝る」のように動物とどう過ごすかを絞って考えます。前回つくった模型とは違うアクティビティに沿って今回の模型をつくり、次回の中間発表では2つ以上の模型を発表します。子どもたちは、それぞれ割り当てられた動物、「ムササビ」、「ペンギン」、「ラクダ」、「カンガルー」、「フラミンゴ」の特徴を踏まえて様々な空間づくりに励みました。

「いえ」や「部屋」という言葉は子どもたちにとって馴染みのある言葉ですが、「空間」という概念を理解してもらうのは少し難しく感じました。しかしTAが一部をつくって見せると、子どもも少しずつ分かったようで、アイデアもたくさん出ました。このように話すよりも、つくって見せる方が分かってもらえることを改めて実感しました。また、子どもたちの柔軟さにも感心しました。

授業の後半は次回の中間発表に向けての準備をしました。何をする空間なのか、どのような場所にあるのか、どのような素材でできているのか、などを考えました。

次回はいよいよ中間発表です。
たくさんの人がいる前での発表は初めての子どもが多いと思いますが、自分の模型に自信を持って堂々と発表してもらいたいです。子どもたちがどんな空間をつくり上げたか、発表がとても楽しみです!

首都大学東京 2年 砂村三奈