子ども建築塾2018年度 前期第6回 中間発表の振り返り・プレゼン模型制作①

2018年11月12日

みなさん、こんにちは。

6月23日に行われた子ども建築塾の授業の様子をお伝えします。
この日は沖縄地方で梅雨明けが発表されましたが、東京は朝から雨。ジメジメと蒸し暑く、子どもたちの体調も心配されましたが、みんな元気に授業に出席しました。


授業は、先ず始めに前回(一週間前)の中間発表を受け、アストリッド先生から再度「どんなところで生活するのか(環境設定)」「一緒に生活するための工夫と楽しい発想」を心掛けて、今まで作成した「遊ぶ空間」「食べる空間」「寝る空間」などが集まった『いえ』をつくることについてお話がありました。

また、模型の大きさは「A3サイズあるいはA3長辺の42㎝四方の段ボールを土台に、縮尺1/20」という決まりの中で『いえ』を作成しつつも、設定によってはその大きさの中で表現しきれない場合は、別の方法で広さや大きさを表現する方法について説明がありました。

例えば、広い大海原や砂漠、スタジアムなど「広さ」を表すには布のようなものを広げて表現したり、模型では表現しきれない場合はスケッチなど絵に描いて説明するなど、幅広い表現方法が選択できることを子どもたちに伝えました。

その後、グループ毎に中間発表の振り返りと各自の環境設定を子ども達に説明してもらいました。
まだはっきり決まっていない子どもたちにはこれからつくる『いえ』に大きくかかわる環境設定をしっかり考えてもらい、既に決まっている子どもたちにも改めて再確認するという有意義な時間になりました。

後半の時間は、今まで作成した部分模型を参考にどのような『いえ』にしたいかを各々試行錯誤し、ザックリとした設計図(イメージ)をつくる準備に入りました。

模型の土台の大きさを決めスケッチを描き始める子、今までの模型を再利用して家のイメージを膨らませる子、部分模型同士を組み合わせて新しい空間を作成しようと試みる子、まだまだ環境設定で決めかねている子等々…進捗状況にはばらつきがあるものの、中間発表で垣間見えた動物とくらす楽しい『いえ』が徐々に姿を見せ始め、これからが楽しみです!

東京は梅雨とはいえ、晴れるといきなり30℃を超える猛暑に苦しめられますが、熱中症などにはくれぐれもお気を付けてください。

次回は7月14日。東京も梅雨が明けているでしょうか?

株式会社 三菱地所設計・都市環境計画部(業務委託)辻幸子