子ども建築塾2018年度 後期第6回「本番模型をつくろう!①」
皆さん、こんにちは。2018年12月15日に行われた子ども建築塾後期第6回、今年最後の授業の様子をお伝えします。
前回の授業では「みんなのまちの地図」を考え、渋谷川沿いのまちを改めて俯瞰的に把握していきました。今回はまちの地図で考えたことを基に、それぞれスケッチを描くところからスタートし、本番模型を制作していきました。
授業が始まると、始めに太田先生から「川があることを意識する」「全体がまだバラバラしている」「人の添景を使い、スケールを確認する」などのコメントをいただき、早速模型に取り掛かりました。
今までの「いえ」の授業と違い、今回はみんなで一つの「まち」をつくります。中間発表で用いた模型、前回の授業で作成した「まちの地図」を見返しながら、それぞれのアイデアの完成度を高めていきました。その中で他のグループとのつながりを考え、どうやったらまち全体が良くなるのか、まちの中心に流れる渋谷川をどのように生かしていくのかを考えることが重要です。
それぞれのアイデアをどのようにつなげ、まちをかたち作るかを話し合うグループや、改めて渋谷川を中心とした「まち」がどうあるべきか話し合うグループ、本番模型に真剣に取り組むグループなど、グループごとに進め方の違いにも個性が表れていました。
授業を重ねるごとに話し合いの数も増え、TAと子どもたちとの議論も活発になってきました。今後も先生やTAとのコミュニケーションを通して、また新たな発見や課題が見つかるのではないかと思います。
授業の終盤には、子ども建築塾OB、OGの生徒たちが「子どものための建築と空間展」に合わせて制作した作品「ペタボー」の紹介を行いました。
最後に「模型がカラフルで楽しそう!アストリッド先生を驚かせるくらいのものになっている」と太田先生に講評していただきました。これからグループを超えた全体でのアイデアの共有に期待すると同時に、みんなのまちがどのように彩られた楽しいまちになるかとても楽しみです。
次回の授業は1月です。それでは皆さん、寒い日が続きますが、お体にお気をつけてお過ごしください。
神奈川大学 佐塚将太