塾生講座 リサーチ発表

2020年11月20日

竹沢さん、式地さんの公開講座を聴き心温まる時を感じながら迎えた塾生講座。この状況下、スタジオにいた塾生は私を含めて二人。

塾生として初めての発表の場ということで、二人で緊張するねと話していました。そんな私たちを感じて「リラックスしよう」と伊東さんから温かい言葉。人と会うことや集まることが阻まれる現状を体感しているからこそ、オンラインではない生の言葉や感覚に肌で触れ、人間ってあったかいなと思いました。

さて、今回は生口島について塾生が各々にリサーチした内容を発表するという回。それぞれの発表を聞くのはとても新鮮で、個々の立場でいろいろな考え方があるなと感じました。

中でも特に興味深いと感じた話は、世田谷区を例にとった姉妹都市の提案とレンタアップルのお話。

今回のリサーチにより、人口の少ない地方都市が人口の多い都市部と姉妹都市としてパートナーシップを結ぶことによる恩恵の大きさを初めて知りました。生口島でも同様に都市部の自治体と姉妹都市のパートナーシップを結ぶことにより、関係人口を増やし、有効に島の認知度を上げ、観光客などの需要をふやすことができるのではないかと思った。また、この世田谷区と姉妹都市を結ぶ市はアップルの栽培が盛んで、姉妹都市として観光産業に力を入れるとともに、リンゴの木一本をオーナーとして1年間レンタルするレンタアップルという面白い試みもしています。生口島のレモン栽培も同様な取り組みをすることで地域貢献と果樹栽培とを盛り上げることはできないだろうか。

姉妹都市。実は自分の居住市にもあるのでは?そう思い調べてみると、、、ありました。しかし、長年ここに住んでいるが聞いたことがなかったように思います。それはお互いに利用しやすい、または利用されやすいシステムや周知の構築がなされていないからなのか。単にパートナーシップを結ぶということではなく、継続してお互いの自治体にどのように還元していくのかも考えてゆく必要がありそうです。

さて、今回は生口島のシトラスパークをシェアハウス・シェアオフィスとして利用することを提案するといった趣旨でスタートしているわけですが、単に一つの場所を改修するだけでなく、同時にそこを利用する人を含め、島民に何か別の恩恵を与えられるものでありたいと考えます。これからの生口島の発展のために何が必要なのか。どういった人が何を求めて生口島にやってくるのか。より多くの魅力を発信するためにはなにが必要なのか。

塾生の発表を温かく見守ってくださる講師陣や関係者。オンラインでいろいろなことが出来るようになったし、この状況下それを求められることが多いけれど、やっぱり直接に言葉を聴き人の温かさに触れることができてよかったです。

人としての感性や心を見失わないように過ごしていきたいです。

塾生 鈴木晶