子ども建築塾2019年度 後期第3回「スケッチを並べて商店街をつくろう!」

2020年03月03日

11月2日、後期第3回目の授業はスケッチを主に行いました。授業ではつくりたいお店のファサードと断面図をスケッチにおこし、敷地模型に並べました。断面図を描くことで、中でどのように人が過ごしているのかを描き込むことができ、自分のつくりたいお店がどのようなものであるかをより想像できているようでした。

スケッチは1/40のスケールで作成しました。A3の紙いっぱいに描いて高さは丁度くらいです。カラフルに色を塗ったり、テープを貼ったりして装飾をしている塾生もいました。

前期の授業もスケッチに重きを置いていたので、子どもたちはすんなりとスケッチを描き始められる様子でした。
しかし、部分部分を想像しており、全体像はぼんやりと考えているという塾生はなかなか断面図にするのが難しいようです。平面をしっかり考えている塾生は上下階のつながりをあまり意識できず、1階と2階を完全に分離してゾーニングを考えていました。そこでに実際に建っている事例を一緒に見ることで、中心がこんな大きい吹き抜けだとどうか、下で買った飲み物は上では飲めるのかなどと上下に関係性が持てるように促していきました。また、平面図よりも先に断面図を考えることで全体の構成がはっきりとせず矛盾が生じてしまう塾生もいました。断面図を描くというのは少し難しいのかもしれませんが、中での様子を平面図などより想像できるのはとても良いと思いました。

実際に断面図とファサードを描いた紙をくっつけて建物が建っているようにしたものを敷地模型の上に並べてみました。みんなのつくりたいお店が並ぶ商店街は、意外とリアルに近く想像がとてもしやすい模型となりました。アイレベルから写真を撮ることで通行人からの各自のお店の見え方も確認することができました。太田先生もとてもいい模型ができそうだと仰っていました。

自分の敷地の隣に並ぶお店がどのようなかたちなのか、それは自分のお店にどう関わるのかを考えている子もいました。割り当てられた敷地のかたちは長方形を想像していましたが、少し平行四辺形のようにもなっている敷地もあり、これからより詳しく敷地に合うお店のかたちについて考える必要があると気づくことができました。

実際に敷地調査に行った際の気づきである、坂があることや、目線の抜け方により道が少し曲がっているところのお店は商店街の入り口からでも見ることができるといった特徴をまだ考えられていない塾生が多いと思います。今回の授業で再確認できていたら良いと思います。

塾生たちは自分がお店の人になりきって、建物がどうあればいいのかを考えています。細かいところの設定も決めて、仕組みまで考えられているのが、実際そのお店ができたときの想像につながり、聞いているTAもワクワクしてきます。ある塾生は飲み物を片手に自分のお店に来てほしいということで、飲み物を売っているお店を探していました。みんなで一つの商店街をつくりあげるという気持ちがとてもあり、でき上がった商店街がどのようなものになるのか今から楽しみです。

日本女子大学4年 伊東由莉