ブログ: 塾生講座

竹沢さん、式地さんの公開講座を聴き心温まる時を感じながら迎えた塾生講座。この状況下、スタジオにいた塾生は私を含めて二人。

塾生として初めての発表の場ということで、二人で緊張するねと話していました。そんな私たちを感じて「リラックスしよう」と伊東さんから温かい言葉。人と会うことや集まることが阻まれる現状を体感しているからこそ、オンラインではない生の言葉や感覚に肌で触れ、人間ってあったかいなと思いました。

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6月27日、今回は集まれる人で集まろう!ということで、講師と塾生が初めて直接の顔合わせを恵比寿のスタジオで行いました!

zoomでのオンライン会議にも慣れ始め、zoomも悪いことばかりではないな、と思っていましたが、実際に顔を合わせてみんなでタイムラグなく感情や情報を共有できることの楽しさを(私はzoomでの参加だったので)画面越しにもどかしい気持ちで眺めていました。

今回は、コロナの影響で先送りになっていた塾生講座の課題が発表されました。発表された課題は、広島県尾道市の島・生口島再生プロジェクトです。伊東塾長からの課題説明を受け、講師、塾生、また神奈川大学、関東学院大学の学生さんと情報を共有し一歩前進しました!

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今回の第5回塾生講座では、吉岡寛之さん、近藤奈々子さん、高橋直彦さんを講師に迎え、それぞれの方から15分ずつショートレクチャーをしていただきました。

まずは、神奈川大学の特別助教でもある建築家、吉岡さんより、コロナ自粛期間中の活動について自己紹介を交えつつお話がありました。

大学では、大三島の地域資源の再編や、徳島県美波町での古民家活用に取り組んでいらっしゃいますが、コロナ禍においては実際に現地に行くことができないため、現地の人々との意見交換が減ってしまうという問題や、一度に情報展開できないモニター上ではプロジェクトの全体像を確認しにくいといった不便な面もある一方、オンラインの授業やゼミでは、チャット機能等を使って細かな意見をいう学生も増えたとのこと。

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6月6日、第4回塾生講座のショートレクチャーが行われました。塾生や講師陣もだんだんzoomでの議論に慣れてきたようです。本日も3名の講師より自己紹介を交え、今回のコロナ騒動によって感じていることを共有していただきました。

最初は、モビリティエンジニアの三好健宏さん。 テーマは、「モビリティの挑戦・コロナ後の世界」。三好さんは、普段から海外との業務が多く、以前からテレワーク対応もあったため、実生活においてのコロナ影響は少ないようです。

自動車エンジニアとしての挑戦について、移動する価値は、生きるため・ビジネスのため・出会うためのツールという視点から「移動価値」のお話をいただきました。自動車は進化し壊れにくくなりましたが、大量に普及しすぎて事故や渋滞など問題になっています。CAEの技術を用いてネガを極小化しようというのが業界の方向性だそうです。

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今回の塾生講座は、緊急事態宣言が解除され、週明けから分散登校や短縮授業などの対策を取りながらの学校再開や、休業要請の緩和が始まる状況の元、5月30日に、オンラインで開催されました。講師陣、塾生皆それぞれの環境で模索しながらも生活をしているということが画面越しにも感じられました。

冒頭の15分ずつ、担当の講師である安東陽子先生、藤森泰司先生のお二人の仕事内容、生活に対する考え、またコロナウイルスの影響による変化があったかどうかをテーマとしたレクチャーをしていただき、その後、質疑応答の時間で、その他講師の方々と塾生により、各々の意見が述べられました。

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524日、前回に引き続き、第2回のオンラインショートレクチャーが行われました。

今回は、構造エンジニアの金田充弘先生、建築家の高野洋平先生、グラフィックデザイナーの丸山智也先生のお三方を講師に迎え、作品紹介中心のレクチャーではなく、コロナ禍によって感じた社会や生活の変化を等身大の言葉でお話しいただきました。

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5月13日、2020年度塾生講座の初回のレクチャーが行われました。

塾生講座は、昨年度までの大三島ライフスタイル研究所の呼称を元に戻し、今年度から新たな受講生が加わりました。
今年はコロナウイルスの流行により、恵比寿スタジオに集まることができず、オンラインでの開講となりました。

まずは、塾生と講師の先生ひとりづつ自己紹介。慣れない画面越しの自己紹介に苦戦しながらのスタートになりました。

次に、塾長の伊東さんよりコロナのこの状況下で考えるべきことについてのお話がありました。

そして、今回の担当講師3人から自己紹介を兼ねたショートレクチャーが始まりました。

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塾生講座 公開発表会

2017年03月31日

3月18日、塾生講座の公開発表会が恵比寿ガーデンプレイスにある「COMMON EBISU」にて行われました。今年度の発表会は大三島ではなく、伊東建築塾のホームグラウンドである恵比寿が会場となり、一般の方や大三島への移住希望者にも島の魅力を伝えるための、まさに「島と都市をむすぶ」発表会となることを目指します。ゲストには今治市長・菅良二さんや建築家の乾久美子さんをお招きし、会場は100名を越える大勢の人たちでにぎわい、本番前の塾生たちの表情から緊張感が漂っています。

さあ、塾生たちによる、大三島のための、年に一度のお祭り。いよいよプレイボールです。

はじめに、菅市長のご挨拶と伊東塾長による伊東建築塾と大三島でのプロジェクトの紹介がありました。続いてブランディングチームが企画・演出を担当した「こっそりと大三島 小さな自分たちの計画」というショートムービーの上映がありました。伊東建築塾が構想する“こんな島になったらいいな”というストーリーで、島の美しさと人々の笑顔が印象的な9分間。ネット上でも公開されていますので、このブログを読み進める前に、ぜひご覧ください。

いかがでしたでしょうか。それでは、私たちが一年間の活動を通して考えた、大三島のための小さな10の提案をご紹介します。

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塾生講座 レビュー⑨

2017年03月30日

この1年間の活動も終盤に差し掛かる、2月18日に行われたレビューでは、3月に行われる公開発表会の内容を検討しました。今年度の発表会は、大三島のプロジェクトを東京のみなさんに知っていただくとともに、今治市に向け来年度への取り組みをアピールすることを目的とします。

私も塾生講座に参加して1年間、周囲の塾生のみなさんの苦労話を聞いたり、相談をしたりしながら活動を進めてきましたので、そんな回顧も含めながら報告します。発表内容はネタバレになるので割愛です。

農・食は、伊東建築塾が最も力を入れている分野です。

農業チームは、ほぼ月に1回の頻度で大三島入りし、野菜の苗植え・収穫、島産食材を使った料理教室から、島最高峰の鷲ヶ頭山で「わしがとうさん」と叫ぶイベントまで、現地の人と触れ合いながら、さまざまなイベントを立ち上げてきました。そのエネルギーはすごいの一言でした。

おおみしまーけっとチームは、島の食材をコーディネートして料理としてパッケージ化し、販売することを目指してきました。伊東建築塾には物販の経験がないため苦闘しながらの活動でしたが、このチームがつくったイノシシレモン鍋は絶品です(夏でもスープとして楽しめます)!ぜひ多くの人に食してもらいたいと思います。

両チームの共同で以下のプロジェクト提案を行います。

プロジェクト① 農家をつなぐ、ゆるやかな共同体をつくる「みんなの農業プロジェクト」
プロジェクト② 農業と食のスクールを行う

衰退が進む大三島神社参道の活性化は、伊東建築塾が長年試行錯誤をしてきた分野です。

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塾生講座 レビュー⑧

2017年03月29日

2017年最初のレビューが1月28日に行われました。3月18日に公開発表会を控え、レビューは残すところ2回、2016年のそれぞれの活動を振り返りつつ、次年度に向けての展望も見据えながらの議論が展開されました。各チームの活動報告を、簡単にまとめました。

ガイドブックチーム
前回発表された「未来新聞」の内容を創刊てきるところまで詰められた内容が発表されました。発行日を2020年に設定し、2017年の時点ではまだ取り掛かったばかりのプロジェクトが、2020年には既に実現されている体裁でのコンテンツを作成し、近い未来を想像しながらワクワクしそうな新聞になります。ただし、コンテンツ一つひとつが将来実現できると言い切ることのできない内容も多く、2016年度の活動報告の一環として創刊するには早すぎるのではないか、という講師の方々からの指摘がありました。また、ブランディングチームの考える方向性と内容が被ってしまうところや、ネーミングの部分など、一つのイメージに統一されたほうが良い内容もあり、今後全てのチームとの連携が必須課題であることも明確になってきました。


未来新聞「OH! MY SHIMA」デザイン案

ブランディングチーム
たくさんの人が訪れる大三島にするため、楽しいことがいっぱい詰まった島であることを伝えるため、「こっそりと大三島」「小さな個人計画」などをキーワードに、いろいろなプランの発表がありました。プランにデザインが入ることにより、楽しみを感じられる要素が増え、「力が出る→何か手伝いたい→人が集まってくる」というポジティブな連鎖反応が生まれ、話題となります。コストや労働力においては島の人たちとの協業が必要で、島の人たちの気持ちを動かすためにも、大三島にニュースをもたらすことが必要なのではないかという主旨から、具体的なデザインに落とし込まれた提案内容でした。

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