子ども建築塾2019年度 後期第10回「アイデアをまとめよう!②」

2020年04月01日

みなさん、こんにちは。2月22日に行われた後期10回目の授業の様子をお伝えします
今回は、発表会前最後の授業であり、1年間の最後の授業でした。

前回の続きで、プレゼンボード制作から始まりました。子どもたちは限られた時間の中で作業を行っていきました。
前回の授業で撮影した模型写真や、スケッチ、説明文、タイトルなどをTAと相談しながら用紙の中にどのように配置するかを考えました。ときどき離れて眺めてみて、見やすくできているかの確認も行いました。自分の作品の特徴が伝わるより良いプレゼンボードをつくろうと、試行錯誤しながらもみんなもくもくと手を動かしていました。

グループによっては、プレゼンボードに共通のデザインを入れ、グループとしての統一性を出すなど、他のグループとは違う工夫も見られました。
だんだんと一人一人の個性あふれるプレゼンボードが仕上がっていき、見ているだけでワクワクしてきます。

プレゼンボード制作の後は、グループごとに発表練習をしました。自分の作品を伝えるための要点を書き出して、本番を意識した練習を行います。声の大きさ、プレゼンボードへの指差しなど、他の子の発表を見て同じグループの子やTAもアドバイスをしました。

そして、太田先生の発案で今年度は子どもたちだけでなくTA・先生・スタッフにも「みんなの商店街の入り口に建てるゲートづくり」の課題が出ました。
授業前にTAと太田先生・スタッフでアイデアを出し合い準備をしました。

「シンプル案」「そこそこ案」「がっつり案」にグループ分けをし、各グループ2〜3案、計7案をTAがプレゼンし子どもたちに投票してもらいました。

決定した案は授業後にTAでゲートの模型をつくりました。

これで、みんなのアイデアがつまったみんなの商店街が完成です。

今年度は例年に比べて模型制作よりもスケッチを描く機会が多かったように思います。しかし、子どもたちは慣れないことに最初は戸惑いながらも、臨機応変に対応して自分の作品をつくり上げていました。

次回は公開発表会です。プレゼンボードがまだ終わっていない子は自宅に持ち帰り、各々で発表練習をしてきてもらいます。公開発表会は子どもたちの1年間の集大成となります。一体どのような発表会になるのでしょうか。当日、子どもたちがどんな顔で来てくれるのかとても楽しみです。

首都大学東京  関 美菜子