子ども建築塾2021年度 前期 第2回イメージを膨らませる「イメージの表現」
みなさん、こんにちは!
6月5日(土)に行われた第2回授業の様子をお伝えします。
今回は、「水に浮かぶいえ」のイメージをスケッチしました。
授業のはじめに伊東先生から「建築って何だろう」というテーマでレクチャーを受けました。伊東先生ご自身のスケッチとそのスケッチを元に実際に作り出された家具や建物の紹介を通して、アタマの中のイメージを表現する方法を学びました。
レクチャーの中で、「スケッチにおいては、絵が上手、下手は関係ない。一つの絵にこだわりすぎずに、色んなイメージをたくさんのスケッチで表現してみよう」というアドバイスをいただきました。
レクチャーの後は、早速実践していきます。子どもたちのアタマの中には、すでにつくりたい「いえのかたち」のイメージがあり、箱などの立体をスケッチし始めました。
しかし、今回のテーマ「水に浮かぶいえ」だからこそできることがあります。
アストリッド先生から、「もっと生活の様子をイメージしてスケッチしましょう」とアドバイスをいただきました。
どうやって遊んだら楽しいかな?
どうやって食事をしたら楽しいかな?
どうやって寝たら楽しいかな?
イメージを広げながら、より自由に楽しそうにスケッチしていきました。
柴田先生から、「いえの中から、どんな景色が見えるかな」と言われた子どもたち。
水の中から空を見上げると、どんなものが見えるだろう?時間に応じてどんな色になるだろう?と再度イメージを膨らませました。
最後は、子どもたち一人一人の特別なストーリーが込められたスッケチが見られました。
はじめはどう描けばイメージを伝えられるだろう…?と、真っ白な用紙と対峙する様子も見られましたが、アタマの中のイメージをとにかく描いてみるうちに、不思議と新しいアイデアが湧き出てきて、スケッチの重要性や面白さがわかってきました。
次回までに、身の回りの出来事から浮かんだイメージをスケッチにして、グループのみんなに共有しましょう!
お茶の水女子大学大学院 修士1年 飯田紗生