子ども建築塾2023年度 後期第8回 模型を仕上げよう!②
2月10日(土)に行われた、後期第8回授業の様子をお伝えします。
いつもニコニコ元気に入ってくるみんなの様子が、今日はちょっとヘン。
だって今日は模型を完成させないといけない日なのです。
自分のグループの模型と、他のグループの模型を比べて、「やばいな…」「これ、今日で終わるかな…?」と、あちこちから不安の声が聞こえてきます。
そんな中、先生からアドバイスです。
太田先生「今日で模型は完成させましょう。ひたすら作業です。怪我しないようにね。次回はプレゼンテーションの準備をしますが、自分たちがなぜこの場所にこれをつくったのか、どういう風景が見えてオススメなのか、を伝える場なので、手を動かしながら、プレゼンテーションでの言葉も考えながらやっていきましょう。」
アストリッド先生「スケール感にこだわりましょう。この伊東建築塾のスタジオのように大きな窓で気持ちよく作業できるところだったり、そこから何が見えるのか。カラフルにするともっと楽しいものができますよ。自分がそこで暮らすことを想像してください。」
さあ今日の授業スタートです!
はじまりからみんなのやる気がメラメラと伝わってきます。
話し合いが多かったグループも今日は模型に集中していて自然と役割分担ができ、「僕がここをつくるから、あなたはここをお願い!」「おっけい!」といった声掛けだったり、少しおふざけ気味だった子が黙々と作業したり、いつもよりテキパキと集中して作業している様子。
先生もTAも自然とサポートに熱が入ります。
外ではカラースプレーの音が、中ではみんなが忙しく動く音が響き心地いい空間でした。
限られた時間の中で完成に持っていくため、自分のイメージの表現と、発表をするための折り合いもつけながら進める力が付いているなと実感しました。
途中で、周りの島の作物との関係性を考えながら島の配置を自分たちで決め、最後の仕上げの植栽を入れて全体像がうっすらと見えてきた所で、タイムアップ…!
完成!と言えるまで行けなかったグループが多かった様子。しかし、次回プレゼンテーションの準備ができたら、最後に模型をつくる時間にすることなりました。
そのために、点景をつくるなど、各自おうちでやれることはやってこよう!と、みんなのやる気は継続中…!
もし完璧に完成しなくても、自分の表現したかったことの軌跡が見えることを伊東先生は期待していると思います。半年間頑張ってきたグループ設計、最後まで走り切りましょう!!
青山製図専門学校 二年 伊藤光翼