子ども建築塾 2025年度 後期第4回「つながり」相談会

2026年01月23日

12月6日(土)に行われた、第4回の授業の様子をお伝えします。

第4回は『路地のまち』中間発表のタイミングですが、今回は考えを共有し、悩みを相談するという相談会のかたちで行われました。

■授業の流れ
・各グループ中間発表に向けての準備
・TAと発表内容の相談
・相談会

相談会前のグループでの準備時間では、模型を加えたり、先生の前で何を相談しようかアイデアを整理していました。「ここはどうやって伝える?」「このお店については私が話すね!」など子どもたち同士で話し合ったり、TAと相談したりして話すことをまとめました。

準備時間が終わり、模型をひとつの机に並べます。今回の課題では、ひとつのまちを6つのエリアに分け、それぞれのグループが1つずつ担当します。子どもたちはこれまでグループごとに担当のエリアについて考えてきました。今までグループ内でつくっていた模型をひとつに合体させてみて、はじめてまち全体を見て気づくことが多々ありました。

相談会は、先生と子どもたちが模型を囲みながら行います。 先生の方から緊張せずに相談してほしいとおっしゃっていただき、子どもたちの緊張も少し解けたところで、ついに相談会スタート!

これまでつくってきた模型やスケッチを見せながらグループごとにお店の紹介や路地の特徴を発表しました。子どもたちはお店や路地の魅力や面白さを伝えようと、説明の仕方を工夫していました。各グループの発表後にはフィードバックの時間が設けられ、先生方から多くのコメントをいただきました。さらに子どもたちが一方的に説明するのではなく、先生方からの質問に答える中で、自分たちの考えを客観的に見直し、課題や改善点を明確にすることができました。

以下、先生方の講評の内容を抜粋して紹介します。

太田先生
「この路地で、人が24時間過ごすとしたらどういうふうに人が動くかな?朝はパン屋さん、豆腐屋さんからはじまり、夕方になると塾が開き、夜には銭湯や焼き鳥屋さんに人が集まるね。みんなでここに住むような気持ちでつくってみよう!みんなお店ばかり考えていて、住む人のための場所がまだ考えられていないね。ここからは住んでいる人とお店がどう関係していくか検討してみよう。」

柴田先生
「隣のグループとの関係を見直してみよう。そのためには、自分のテーブルだけで作業するのではなく、他のテーブルもまわってお隣同士で話合いながらやっていこう。例えば、パン屋さんとバーベキュー場を一緒にすることで、空間につながりが生まれるね。そうすると隣へまたその隣へと広げていくことができるね。」

アストリッド先生
「まち見学に行った時に、路地を歩いて見るといろんな発見がありましたよね?模型に点景を置いてみて、このまちを歩く自分の姿をイメージしながら、路地から見える景色を考えていきましょう。」

式地先生
「担当エリア内で完結せずに、もう少し周りと相談しながら進めていきましょう。このままじゃ成立しないところが出てきてしまうかも。
ここに暮らす人にとって住宅とお店のつながりが大切になってくるので、暮らす人のことを考えながら住宅とお店をどう関係づけていくかも考えてみよう。」

伊東先生
「建築は外観から考えるのではなく、人の居場所や活動から考えてみよう。机や椅子などの家具をどこに置くか考えて、そこからどこに壁が必要か考えてみよう。」

今回模型をはじめて合体させ、子どもたちは多くの発見があったかと思います。

次回は、今日の気づきを生かし、まちを豊かにさせていきましょう。まずは人々がどこでどのような過ごし方をするか、家具をどう置いてみるかを考えられるといいですね。また、他のグループと積極的にコミュニケーションを取りながら進めていきましょう。

これからどうアップデートしていくか。完成を楽しみにしています!

TA 渡部莉子