伊東子ども建築塾 福岡 第9回『オノマトペのいえ』アイデアを伝える②
2025年8月2日(土)、伊東子ども建築塾 福岡の第9回授業が行われました。

◆ 授業の主な流れ
・模型・スケッチを完成させる
・発表練習
少しずつ“物語からかたちへ”進めてきましたが、いよいよ作品を完成させる回となりました。
まずは前回作成した作品シートで各自のこれまでの内容を確認し、思考をウォームアップしてからスタート!

水の中にある朝昼夜で形が変わる家‘’を考えていた彼。
いろんな場面を表現する方法に悩んでいたようですが、TAさんと話しながらスケッチでの表現に落ち着きました。
当初から「わくわく」「すいすい」というオノマトペのイメージを広げていましたが、水の中の楽しそうな1日の生活の場面がたくさんのスケッチで表現されていました。
どのような作品になるのか、楽しみですね。

こちらも水に関連した作品。当初は「ぐねぐね、階段の家」というオノマトペから考えていましたが、動物と一緒に暮らす空間をつくりたいとのことでした。
「すいすい、ぶらんぶらん、ポンポン」というオノマトペと階段を組み合わせ、どんな場所でどんな暮らしをしたいのか、イメージを広げていきました。
どのような家なのか聞いてみると、なんと横にある海で絶滅したメガロドンが泳いでいる家とのこと!大きくてかっこいいメガロドンが毎日見れる家は楽しそうですね。

大きな画用紙に鮮やかな色彩が目を引く楽しい作品を制作中の彼。中間発表では「もくもく、ふわふわ」というオノマトペから、雲の上での楽しい生活をイメージしたスケッチを見せてくれましたが、当初はなかなかかたちに進めませんでした。
TAさんとたくさん話を進める中で少しづつ物語が出来ていったそう。
立ち止まっているときでも一緒に考え、寄り添うTAさんの様子に心を動かされました。
そしてそこから色鮮やかな雲の上での春夏秋冬の暮らしや人と自然が支え合う空間のアイデアが生み出されたそうです。
水の中の住まいを想像して ─
後半クールの第3回では、スイスからの参加者が、自身の模型を完成させ、講師の先生方の前で発表を行いました。
後半3回のみの短期参加でしたが、限られた時間の中で独自の世界観をかたちにしました。
発表テーマ:「水の中で生きる人のすまい」

この作品は、「海の中に住む未来の人の家」。
「バシャバシャ」「スイスイ」という音のイメージから発想が広がり、水の中で生き生きと暮らす人々を想像して作られました。
発表では、先生方からの問いかけに応じながら、模型の説明をしていきます。
「ここは水の中で魚が泳いでいて、いっしょに遊べます」
「上の方は空気があって、息ができる場所」
「水の中に住まなきゃいけなくなる社会があるかもしれない」
水の上と下、両方の世界をつなぐような建築を、自由な発想で表現していました。
先生方からは、完成した模型に対してたくさんの感想と称賛の声がありました。
「魚にとって人間が水槽の中にいるような、逆転した視点が面白い」
「透明感がありながら、構造もしっかりしている」
「3回という短期間で、よくここまでまとめている」
模型には空間の奥行きがあり、スケッチのような軽やかさと想像力に満ちた仕上がりとなりました。


短期参加ながら、彼女は3回の授業を通して「想像する力」と「つくる力」を見事に表現しました。想像から創造へ。海の中に住むというユニークな発想は、これからの時代の“新しい住まい方”を考えるきっかけにもなります。
発表を終えた彼女は少し緊張した様子でしたが、模型を前にした笑顔はとても晴れやかでした。これからも自由な創造の旅を続けてほしいと思います。
次回はいよいよ最終発表です。みなさんどんな仕上がりになっているのか、楽しみです!
佐藤 茜(ブログ担当)