子ども建築塾 後期第2回「まち探検をしよう!」

2016年04月15日

こんにちは。子ども建築塾TAの成田美沙樹です。
10月31日、まちはハロウィンで盛り上がっている中、子ども建築塾後期第2回目の授業が行われました。

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今回は渋谷川と恵比寿のまちを観察して歩きます。少し肌寒く冬の近づきを感じる中、みんな手にはしおりとボード、首からカメラをぶら下げています。
恵比寿東公園のタコの滑り台の前に集合し、渋谷区緑と水・公園計画課の冨田さんから、渋谷川のレクチャーを聞きます。
渋谷川ってどんな川なのだろう、どんな歴史だったのだろう。川を調べていく上で重要な単語がたくさん出てきましたね。

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水を利用し、川を中心に生活をしているという意味の「利水」。川が急激に増水することを防ぎ、水による災害から私たちを守ってくれるという意味の「治水」。そんな、川と私たちの生活の距離が近かった時代もつかの間、東京オリンピックを境に都市化が進み、景観や悪臭により、建物が川の方向に向くことが少なくなりました。
もっと川と仲良くしていく、親しみを取り戻していくという意味の「親水」に近づけていくにはどうしたらいいか、どういった建物、人、お店が必要になってくるか、まちを探検していく中で考えていきます。

今回のまち探検のルートもグループごとで異なってきます。私たちCグループでは、恵比寿のまちから渋谷川を考えてみよう!というテーマで今回のまち探検を行いました。

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はじめに向かったのは恵比寿駅です。私たちはいつも建築塾に向かう際に恵比寿駅を使っているとはいえ、恵比寿のまちをちゃんと歩いたことはない人が多かったのは意外でした。恵比寿駅のいつも降りない西口には何があるのでしょう。人通りの様子も東口とは異なり、車の量も違いました。
恵比寿駅を過ぎると、恵比寿にしては珍しく、時代を感じる建物や新しい建物が所々に増えてきました。小さな小道もあちこちにあり、土地も四角形ではなく、三角形のところもありました。少し大通りに出たところで、一度今までの通ってきた道を振り返ってみると、そうです!川から少しずつ坂道になっていて、私たちは知らないうちに道を登ってきていたのです。昔は川を中心に生活をしていた様子が地形からわかりますね。

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そのまま道を登っていったところには、カラフルな建物や、大きな敷地の企業の本社ビル、フォントがレトロな建物など、様々な建物がありました。一度道を登りきったところには、木のために建物を切り抜いたようなものもありました。周りを見てみると、木を中心に5本の道に分かれています。この木はもしかしたら恵比寿のまちの中心なのかもしれません。

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坂を下りきったところを曲がると、いつものお馴染みの恵比寿駅の東口です。恵比寿のまちをまわった後に行ってみると、より華やかに見えますね。小学校や公園、ショッピングモールがあったり、恵比寿ガーデンプレイスも歩いてみると上がったり下がったりしていたことがよくわかります。
道の角を曲がり、渋谷川の方面に歩くと、さらに坂を下がり、やっと今回の敷地である渋谷川にたどり着きました。

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予想以上に川の水がきれいで、水の量はそれほどたくさんなかったものの、周りの建物が高いため、全体的に奥行きが感じられました。川沿いをさらに進み、建物の隙間から川を見てみると、あれ川が見えません!それくらい川が小さく、周りのコンクリートの割合が大きいのかもしれませんね。

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みんな、寒い中、まち歩きお疲れ様でした。集合場所の恵比寿東公園に向かいます。川沿いの建物の多くが川に対して背を向けて建っている、この現状をどう変えていったらいいかな、と最後にアストリッド先生からコメントをいただきました。みんなどんなことを考えてきてくれるでしょう。もっと川と一緒にワクワクできる生活ができればいいですね。

次の授業は今日のまち探検を踏まえ、今回撮ったたくさんの写真と一緒に、気づいたことを各グループで発表します。それぞれのグループ、異なる視点での渋谷川はどんな発見があったのか、発表が楽しみですね。