子ども建築塾 後期第7回「本番模型をつくろう!①」
こんにちは。子ども建築塾TAの上城です。
2016年1月30日に行われた、子ども建築塾後期第7回の様子をお伝えします。
今回のテーマは「敷地を確認しよう!」。これまで考えてきたアイデアや制作途中の模型が実際の敷地と合っているか、修正すべきところはあるか、を現地で確認する日でした。ところが、数日前から天気予報は雪。模型完成までに授業が残り2回しかない、ということもあり、今回は本番模型の制作を進める日となりました。
どうしたら、もっと川と仲良くなれるだろう?人やまちが川と仲良くなれる仕組みを考えながらつくっていきましょう!
子どもたちは、何を使えばより自分のイメージをかたちにできるか、TAと相談しながら材料を選び、スケッチしたアイデアを模型にしていきます。段ボールを積み重ねてつくったなだらかな川岸、透明な半球を使ったドーム型の美術館、塩ビ板を丸めた川の中を探検できるトンネルなど、川と仲良くなるアイデアが少しずつ川の周辺に出来上がってきて、子どもたちも嬉しそうです。
今回は渋谷川や周辺の建物との関係を考えながらの制作なので、自由な発想をどううまく実際の敷地に合わせていくのかが大変なところです。「この模型では、人はどれくらいの大きさなのかな?」「ここに立つとどんな景色が見えるのかな?」「ここからあそこへ行く道はあるのかな?」など、講師やTAからの質問に子どもたちがハッとしたり、ウーンと考え込んだりする場面も見られました。
授業の最後に、アストリッド先生からお話がありました。「渋谷川と仲良くするために、もう一度敷地を思い返してみましょう。自分の模型がまちとどんな関係をつくるのか、もう一度考えてみましょう。」
本番模型の完成まで残りの授業はあと2回!自分たちのアイデアとまちをうまくつなげられるよう、そこを訪れた人の視線を想像しながらつくっていきましょう!
子ども建築塾TA 上城紗葉子