子ども建築クラブ/ LIXILメムメドウズプロジェクト2017「地場の素材で家具をつくる」ワークショップ(3日目)
皆様こんにちは。今年の子ども建築クラブでは、「地場の素材で家具をつくる」というワークショップを北海道広尾郡大樹町で行いました。このブログでは3日目の様子をレポートします。
作業日も残りあと2日!全チーム完成目前です。5チームのうち3チームは午前中で組み立て作業を終え、午後には塗装作業へ突入しました!完成が見えてくると、子どもたちの集中力もアップしていきました。
塗装には蜜蝋ワックスを使用しました。蜜蝋の塗り方をスタッフに教わり、みんなすぐにコツを掴み、自分たちのつくった家具をどんどん塗り進めました。塗った部分から木の色が映え、木目もはっきりと見えてきて、子どもたちの表情が喜びで満たされていきました。すると子どもたちから「蜜蝋って何でできているの?」と質問され、「はちみつと蝋しか使ってないから身体にも優しいんだよ」と言うと「じゃあこれ食べられるの?パンに塗ったら美味しそう!」と笑う場面もありました。
また、初日に伺った昨年度の家具づくりワークショップで制作し、道の駅に置かれていたテーブル二つの天板は、ビスが緩みグラグラしていたので、一度くるみの会に運び込み、作業が早く終わった子が修繕作業を行いました。自分たちでインパクトドライバーを握り、緩んだビスを締め直しました。テーブルの面についていたコップの跡やペンで汚れてしまった部分も工具を使って丁寧にやすり、汚れを落とした後、蜜蝋で塗装しました。きれいになった家具を見て「見違えたね!」と手を叩いて完成を喜び、新しくできた家具と並べて「別々でつくったのにセットでつくったみたいにぴったり!」と写真を撮る子もいました。
その他にも、スタジオメムに置くためにつくった大きなローテーブルの天板のやすり作業や塗装作業も子どもたちみんなで行いました。初日に比べて工具の使い方も様になり、率先して作業に取り組みました。
作業日を1日残して、何と3チームの家具が完成しました。子どもたちのやる気と集中力に改めてびっくりさせられる1日でした。
神奈川大学 TA 亀岡貴彦