子ども建築塾 後期最終回「まちの建築のアイデアをまとめよう②」
皆様こんにちは。
横浜国立大学大学院 Y-GSA 修士1年の孕石樹理です。
子ども建築塾後期の最終授業となった第10回目の2月23日は、前回に引き続き「まちの建築」のプレゼンテーションボードづくりを行いました。
開講時間より早めに来て作業を進める子など、最終授業ということもあり、みんな気合い十分です。
はじめに、今回が神谷町スタジオで作業できる最後の授業であること、次回は渋谷で発表会を行うことなどを再確認してから、各自の作業に入っていきました。
みんな前回からの続きということもあり、プレゼンボード、模型づくりを迷うことなく黙々と進めていました。
進捗状況はさまざまですが、多くの子がレイアウトは完成し、どうやったらこの文字が目立つのかな?写真はこれだけでいいのかな?などと、プレゼンボードにメリハリをつけ、ブラッシュアップしていく作業を中心に行いました。
今回、プレゼンボードに必ずのせる要素として《タイトル・キャッチコピー・模型写真》を挙げています。しかしそれだけでなく、他に何を足したらもっと自分の建築が伝わるのか、とそれぞれ必死に考えていきました。まちと建築の会話を漫画のように付け足している子、一度貼付けた模型写真がやっぱり気に入らないと、はがして撮り直す子、プレゼンボードに植物を貼って立体的にしていく子、など自分の満足する出来になるまでそれぞれに工夫を凝らしていました。
終盤になってくると、『やばい!時間がない!』と焦り出す子もいましたが、それもみんな自分の作品をよりよくしたい!という妥協しない気持ちの表れだと思います。子ども達の作品に対する思いが、授業を重ねるごとに強くなっているようです。
今回の授業で、みんな大体の形は出来上がりました。まだお家で手を加えたい!という子もいるので、私たちTAも全員の完成作品を見るのは次回の発表になります。どんな風に仕上がってくるのか、とても楽しみです。
発表会は3月9日、神谷町スタジオから抜け出し、渋谷にある美竹の丘・多目的ホールで行われます。
(詳細はこちらをご覧下さい。)
100人程入るホールで1人ずつ前に立ち、大きなスクリーンにプレゼンボードを映し出して発表し、講師による講評を行います。いつもと異なる環境、そして一般の方もいる中での発表は緊張すると思いますが、それを乗り越えて頑張って欲しいと思います。そして何よりもこの大舞台を楽しんでくれたら嬉しいです。
この半年間、子ども達が“まち”を考え作りあげた建築を、皆様ぜひ見にいらして下さい。子ども達の夢が詰まった素敵な建築ばかりです。お待ちしております。