子ども建築塾2020年度 第4回『透明ないえ』中間発表会
みなさん、こんにちは!
いきなりですが「透明ないえに住んでください」と言われたら、どんなことをイメージしますか?
ごはんを食べるところはどんなつくりなんだろう…
ねるところは落ち着くのだろうか…
雨がふったらどうなるんだろう…
おふろから星空が見えるかも…!
急にそんなことを言われても『見たことがない・体験したことがないこと』をイメージするのは、本当にむずかしいですよね。建築塾の子どもたちも『透明ないえ』についてたくさん考えてきました。
2020年11月21日に行われた中間発表会では、自分たちの体験やイメージしたこと、授業や見学会で感じたアイデアを、それぞれの『透明ないえ』としてみんなに発表しました。
前半グループは、水そうやお花をモチーフにしたり、カラフルな光が差しこむように工夫したり、水・氷・キリを上手くつかったいえなどを発表しました。
先生からは「いえの中から見た風景をもっとイメージしてみよう」「素材のバランスをバラバラにすると、おもしくなりそう」「好きな部屋をもっとふくらませてみよう」「透明なしかけがいっぱいあっておもしろそう」「同じ透明でも、かたちが変わるとちがって見えるね」などのお話がありました。
後半グループは、山や木などの自然のものをイメージしたり、お花やゼリーをモチーフにしたり、魚といっしょに住むいえなどを発表しました。
先生からは「不透明な素材もうまく使ってみよう」「ならび方がバラバラでもいいし、透明度が変わってもいいね」「軽い透明や重い透明を使い分けてもいいよね」「スケッチの色づかいがキレイでうまい」といったお話がありました。
中間発表会の最後には各先生から色んな意見や、アイデアが出ました。
アストリッド先生「透明ないえを考えるのは本当にむずかしい。模型を作りながら実験して、やってみながら考えて積み重ねていこう。」
太田先生「レンズ・ガラス・水・光など、みんなが観察してきたことが活きていたと思う。感じたことを大切に模型作りをしていこう。」
伊東先生「透明なイメージはあるけど、いえのかたちにすることがむずかしい。TAやみんなと相談しながらアイデアをいっぱい出して、透明なイメージをいえの形にできるようにがんばろう!
次回の授業は12月5日(土)です。
いよいよ模型製作に取りかかります!
平面から立体に変わるなかで、どんな『透明ないえ』ができるのか今から楽しみです。
(株)アカイ 日野口