子ども建築塾2020年度 第5回「イメージやアイデアを模型にしよう!」
みなさん、こんにちは。
12月5日(土)、今回の授業から2020年度の後半戦が始まりました。
課題後半のねらいは、「透明ないえ」でのくらしや過ごし方を想像しながら、イメージやアイデアを立体や模型にしていくこと。作ったものから得られる気づきで、自分の案をどんどんブラッシュアップしていきます。
今回の授業は「模型ってなんだろう」という学びが出発点です。
本物よりも小さく作るのが模型ですが、そこで大切となってくる「縮尺」について太田先生からのレクチャーを受けました。
今私たちがいる教室が30分の1になったら、屋根や壁はどんな風になるだろう?
模型の中に自分が入っていることを考えながら、どんな場所になるのか、どんなことができるのかを想像する大切さを学びました。
子どもたちはその後、自分たちの作る「透明ないえ」でしてみたいことを考えながら写真撮影。本を読んだり、みんなで集まったり、豊かなポーズで想像を膨らませていきます。次回の授業では、この写真で作った人形を自分の模型に置いて、どんな場所にしたいかをより深めていくことになります!
その後も時間いっぱいまで、模型作りに没頭する子どもたち。様々な材料を駆使して、敷地に模型を作り上げていきました。これまでの多様な素材の探求が活きる素敵な模型がたくさん作られていました。
今日の授業を受けて最後に柴田先生からは
「素材をそのまま使うのではなく、独自の工夫を加えて使っていたのがとてもよかったと思います。自分なりに使い方を模索していく中で、自分だけの模型を作っていきましょう。」
というお話を頂き、太田先生からは
「みんなにはこれからも今日のような試行錯誤を続けてほしい。自分で作ったものを観察していいところを見つけたら、次の模型をどんどん作っていこう。作ったものを壊すことも大切です。」
というお話を頂きました。素材の使い方を探求すること、自分で作ったものと向き合うことの大切さを学んだ子どもたちが次回の授業でどんな模型を作っていくのか、とても楽しみですね!
東京大学 3年 山本実南