子ども建築塾2021年度 前期 第7回「 つくりながら、描きながら、考える③」
みなさん、こんにちは。
今回は8月7日(土)に行われた第7回授業の様子をお伝えします。
第7回の授業では、前回に引き続き「水に浮かぶいえ」の模型制作を行いました。
授業のはじめ、アストリッド先生の”Colorful!“というアドバイスについて、「色がついている空間はどんな気持ちかな?」「遊ぶところは何色?」「青とピンクはどちらが眠りやすい?」と子どもたちと考えました。
作業をはじめると、子どもたちはスプレーや絵の具で色を付けるなど場所によって色を変えながら模型をつくり、教室はたちまち賑やかになりました。
色だけではなく素材も、自分のつくりたい空間にピッタリなものを探していきます。
色画用紙や発泡スチロール、ビニール板、スチレンボード、セロハン、針金などのたくさんの素材には、光を通したり通さなかったり、柔らかかったり硬かったり、それぞれに特徴があります。
子どもたちはたくさんの材料を、空間の特徴に合わせて使い分けていました。一度つくった模型を観察しながら、少し違うな…と修正する子を見て、スケッチでイメージした空間を実際に見て、触れて、体験できることが模型の特徴だと改めて感じました。
カッターや電熱機器はTAや先生から安全な使い方を教わって、子どもたちもチャレンジ!使う様子は真剣そのものでした。
太田先生からヒートカッターで分厚い発泡スチロールをきれいに切るコツを教わると、スタイロフォームを切り出して立体的なかたちをつくる子もいました。
授業も残り少なくなり完成を焦る気持ちもある中、先生からは全体をまんべんなくつくるよりも、「自分のお気に入りの空間」をとことん突き詰めようというお話がありました。子どもたちは、ここはどんな色?どんな素材?と考えながら、それぞれが心地よいと感じる空間を、試行錯誤を繰り返しながら模型で表現していました。
次回、どんなカラフルなとっておきの模型が完成するのかとても楽しみです!
日本女子大学3年 土井絵理香