子ども建築塾2021年度 後期 第3回 イメージを膨らませる「関係性を考える」

2021年12月08日

12月4日(土)に行われた、後期第3回授業の様子をお伝えします。

前回、子どもたち全員の生業(なりわい)と敷地が決まり、建築のラフスケッチを行ないました。今回はそのラフスケッチからさらに具体性を持たせるため、平面図・断面図を書きました。



先生からのお話を聞いて「平面図…?」「断面図ってなに??」聞き慣れない単語が出てきて子どもたちは困惑気味です。

しかし、先生・TAからの詳しい説明を聞くとすぐにペンが動き出します。前回の授業でラフスケッチを書いてから2週間、子どもたちの頭の中にはたくさんのアイデアが生まれていたのでしょう。

建築の内部だけでなく、広場や隣地との関係性など、外部についても意識している子が多く見られました。太田先生の「演奏者からオーケストラへ」というお言葉通り、子どもたちからは周りとの関連性を考慮し、ひとつの作品をつくり上げよう!という意識が感じられます。

「四角形じゃないかたちにしよう!」というアストリッド先生からのお言葉を受け、まんまるの円形を用いる子が多いように感じました。「かたちには四角形、円形の他にもたくさんの種類が無限に存在しているんだよ!」とアドバイスすること。そして、そのようなかたちがどのように生まれるのか、その過程も一緒に考えられるといいね!と、柴田先生を中心に授業後にTAのミーティングも行いました。

次回は中間発表です!

平面図や断面図など、建築としてリアリティーが出てきた今回の課題。各グループのみんながどんなことを考えているのか知れる貴重な機会です。自分の作品が周りとの関係でさらに楽しく、素敵なものになるはず!!

この先どんな島が出来上がるのでしょうか。とても楽しみです!

日本大学 3年 一柳俊介