子ども建築塾2021年度 後期「つくりながら、描きながら、考える④」
みなさん、こんにちは。今回は2月26日(土)に行われた第8回授業の様子をお伝えします。
今回は、模型をつくる最後の授業です。
模型づくりに取り掛かる前に、アストリッド先生は子どもたちに「後悔を残さないように、今回で終わらせよう。今日つくりきれなかったところは、スケッチブックに表現してもいいよ。」と声をかけていました。
時間内に模型作りを終わらせようと、子どもたちもTAも気合が入ります!
敷地に芝生を付けたり、色を塗ったりしている子の模型を見て、「すごい!私もやりたい!」と、子どもたち同士で良い影響を与え合う姿が見られました。色がつくことで空間の雰囲気がガラッと変わる、ということが伝わったと思います。
「修理屋さんっぽくなるように、これを切って小物を置いてみたら?」
「右隣がマーケットの子だから、こっち側から入りやすくしよう!」
先生やTAのアドバイスをもとに、どんどん手を動かして、楽しそうに模型づくりを進めている様子が印象的でした。
授業の後半では、島に自分の作った模型を並べて置きました。みんなの模型が並ぶと、にぎやかで楽しそうな島に!「あの子の模型すごい!」「意外と道が広いね」と、島に置いてみて初めて分かる感想がたくさん出てきました。伊東先生からは「道が広くて寂しいから、何十人も人がいるといいね。もっと『まち』らしくしよう。」とアドバイスがありました。
みんなで島を囲みながら、次回以降取り組むプレゼンテーションボードに向けて、説明がありました。どんな人が来る?一日のスケジュールは?など、発表で話すことや作品のキャッチコピーをTAと考えました。また、自分の敷地とお隣さんがどんな関係なのかを考えることが宿題となりました。
次回はプレゼンテーションの準備です。今回、模型が完成しなくて「もっとつくりたかったのに!」という子もいましたが、発表に向けてTAと作戦を練りながら、一緒に楽しく頑張りたいと思います!
日本大学 2年 金城詩絵里