子ども建築塾2021年度 後期「つくりながら、描きながら、考える③」

2022年02月22日

2月12日(土)に行われた、後期第7回の様子をお伝えします。


今回の授業では前回の続きとなる模型制作を行いました。あと2回で完成させなければいけないこともあり、子どもたちもみんな集中し、先生やTAと話し合いながら黙々と作業を進めていました。

授業の冒頭では柴田先生から「点景を実際に自分がつくった模型に入れ、その人の気持ちになって部屋の大きさやかたちを考えてみて欲しい」、アストリッド先生からは「最初に書いたスケッチのようにならなくてもいい、スケッチとスタディ模型を行き来しよりいいものをつくって欲しい」とアドバイスがありました。

先生方からのアドバイスを聞き、模型をつくっていく中で思ったよりも大きな建物になったため3階建てから2階建てに変更しスケッチを修正する子どもや、点景を建物の中に置いて窓の位置を考える子どももいて上手く先生のアドバイスを吸収しているようでした。また、周りの友達の様子を見て、珍しい材料や道具を使っていると何をつくっているのか聞きに行ったり、自分の模型でも取り入れようとしてみたりと子どもたち自身もお互いに刺激し合い、良いものをつくろうとする姿が見受けられました。

時にはどのように模型にすればいいか分からないという子どもや、どこからつくればよいか、手が止まってしまう子どももいましたが先生やTAが提案やアドバイスをすると何かひらめいたように材料を探しにいき作業に取り掛かっていました。子どもたちはたくさん知識を得て考え、模型製作を進めていると感じられとても良いことだと思いました。

たくさんの材料や工具を使い斬新でユニークな作品をどの子どももつくり上げていて、完成した模型を見るのがとても楽しみです。残り2回の授業も引き続き頑張って行きましょう!

日本女子大学 1年 福居怜菜