子ども建築塾2022年度 前期 第5回 つくりながら、描きながら、考える①
みなさん、こんにちは。6月25日(土)に行われた、前期第5回授業の様子をお伝えします。
前回の中間発表から2週間が経ちました。
言いたいことを全部伝えることができた子、たくさんの人を前にして緊張し、思うように表現できなかった子など…中間発表に対する思いは様々でした。
さて、今回の授業から模型制作が加わります。テーブルの上には1/100スケールの小さな川の模型が。実際にこの模型を見たり、触ったりしながら作業を進めていきます。
授業の冒頭では、中間発表の振り返りと今日の作業について、先生方からのお話を聞きました。
前回の講評を受けて、柴田先生からは「自分のスケッチや他の子の発表の感想を書いたメモ用紙を見て、自分が本当にやりたいことを考えてみてほしい」というアドバイスをいただきました。
ピンクや黄色、オレンジなどのカラフルな花柄のシャツを着て来られたアストリッド先生は、子どもたちにシャツを見せながら「これを見ると明るい気持ちになるでしょ?このようにもっとカラフルに橋のいえを考えてほしい!」とおっしゃっていました。
作業時間がはじまると、材料コーナーには常にたくさんの子どもたちが。身近にあるようなものから、普段家では触れないようなものまで。
たくさんある中から、自分のつくりたいものは何を使ったら表現できるのか悩みながら、夢中になって選びました。
実際に模型をつくってみると、さらに手を加えたくなったり、一度つくったものを壊して変えてみたくなったり、橋のイメージがどんどん膨らんでいきます。
時には、スケッチのように架かってくれない!!そんなことも。
そのようなときは先生やTAと一緒になって考え、スケッチにはなかった柱を入れてみます。
自分がよく見る橋は、どんな形だったか、なぜ倒れてしまうのだろうか…
解決策を探りながらかたちにしていきます。橋を架けることの大変さを少し知ることができました。
今までは1/30スケールの模型を見本にして作業していたので、1/100の小ささに慣れるのが難しかったのではないでしょうか。
次回の授業では、式地先生のおっしゃったように、細かい部分と構造や全体のバランスを、スケールの大きな模型と小さな模型、スケッチを行ったり来たりしながら考えていきましょう!
日本大学 3年 濱ゆとり