子ども建築塾2022年度 前期 第7回 つくりながら、描きながら、考える③

2022年12月27日

7月23日(土)に行われた、前期第7回授業の様子をお伝えします。


前回は制作が今回含め残り3回ということで、スタジオに来てすぐ制作にとりかかる塾生が多く見受けられ、授業前から集中して模型の制作に取り組んでいました。また、前回の授業を受けて考えてきたことをTAに説明し、授業前に今日の作業について話し合っている姿もありました。

今回はじめて行ったエスキスで緊張している塾生も見られましたが、自分が考えていることを前回までのスケッチやスタディ模型を使って先生方や同じグループのメンバーに上手に伝えていました。先生方からの質問にも戸惑いながらも自分の考えを伝えようと丁寧に答えていました。

エスキスを受け先生方と話し合う中で、構造のつくり方を生み出せたり、いいアイデアが出てどんどん手が動いたり、、、。
エスキスを受けたことで一歩前進した塾生が多く見られたので、かなり意味のあるものだったと感じました。今まで自分が考えていたことを先生方からいただいたアドバイスを参考にしながらどんどんブラッシュアップしていました。

エスキス後の塾生の様子を見て、私も塾生だった頃、行き詰っているときに先生方やTAと話し合ったことでいいアイディアが思いつきそれが提案の肝になったことを思い出しました。

エスキスと同時進行で模型の制作にも熱が入りました。つくりたいものを模型で再現するにはどうしたらよいか我々TAと試行錯誤しながら作業を進めました。特に円形や曲面を持ったものは自立させるのが難しく苦戦していました。

授業の最後には「どのように模型をつくるのかイメージを持って次回を迎えよう」という太田先生のアドバイスや、「層があったときの高低差や間の空間の様子、光の入り方や風の動きを模型で再現し、過ごし方などをスケッチで表現しながら平面、断面、立面で考えよう」という柴田先生のアドバイスがありました。授業後も先生方と話し合い、模型のつくり方を練っている姿も見受けられました。

発表まで残り2回となりました。最後の最後まで粘りスケッチやスタディ模型をつくりながらよりよい提案ができるように我々TAもサポートしていきたいと思います。次回は3週間と間が空きますが、夏休みの間に子どもたちが考えてきたことを聞くのが楽しみです。引き続き頑張っていきましょう!

日本大学 1年 江口和李