大島・伯方島視察

皆様こんにちは。伊東建築塾スタッフの長塚です。

3月24日、塾長の伊東、塾生の有志、伊東豊雄建築設計事務所スタッフとで地元の方々のご案内のもと、大島・伯方島に視察に行きました。

そもそもの経緯としましては、伊東豊雄建築ミュージアムがある大三島の近隣の島のNPO団体や地域おこし協力隊の方から「サイクリストの休憩所やみんなが集まれる場所を一緒に考えてくれないか」という相談があり、まずは視察に行くことになりました。

最初に大三島の２つ隣の大島に視察に行きました。大島は大島石と言われる有名な御影石のとれる場所で、その大島石を使ってサイクリストの休憩所を設計してくれないかというお話を、地元で活動されているNPO法人能島の里を発展させる会の方からいただきました。

大島に到着すると、初めに大島石の採石場へと案内してくださいました。採石場は、圧倒的にスケールが大きく、とてもダイナミックな空間で驚きました。そこで大島石についてのお話を色々と聞いた後、カレイ山の展望台に移り、NPOの活動でつくったとても見晴らしの良いカフェを見せてもらいました。下の写真はカフェから見える風景です。その後、実際にサイクリストの休憩所をつくる敷地に案内していただきました。敷地はサイクリストがよく通る道に面しており、この日も多くのサイクリストが行き来していて、ここに休憩所ができたらいい場所になるなと想像しながら敷地を見学しました。次に大三島と大島の間にある伯方島に行きました。伯方島では、元歯科医院だった空き家を地域おこし協力隊の鎌田さんという方が借りていて、そこをみんなの集まれるスペースにしたいとのことでした。

実際にその空き家に伺うと、ちょうどお昼の時間にお邪魔したのもあって、鎌田さんや伯方島の女性塾のみなさまが昼食にカレーやドーナツをつくってくださり、昼食をいただきながら鎌田さんのお話を聞きました。昼食後、女性塾の方々も交え、全員でお話をしました。伯方島のこと、女性塾のこと、この場所でこんなことがしたいなど、伯方島の女性の方は非常に元気で色々な話をしてくださいました。場所は道路から少し奥まった所ではありますが、いわゆる病院という雰囲気ではない、あたたかみのある素敵な建物でした。 大島も伯方島も、案内してくださった方々は非常に元気です。、島をもっと盛り上げていこうとモチベーションの高い方々で、すごく魅力的でした。今後、このプロジェクトを発展させていき伊東塾としても地域の活性化のお手伝いができたらいいなと思います。

長塚　幸助