子ども建築塾2022年度 後期 第9回 アイデアをまとめよう

2023年03月31日

2月18日(土)に行われた、後期第9回授業の様子をお伝えします。

今回は後期発表会前最後の授業でした。授業の最初の30分でプレゼンテーションのつくり方について学び、グループごとにタイトルを決め、どのようにプレゼンテーションをするか話し合いました。
先生からタイトルは短くキャッチーなものにすること、それぞれの岬での朝昼夜1日の過ごし方が伝わるようなプレゼンテーションにすることなど、たくさんのアドバイスをいただきました。子どもたちは自分たちが今まで拘って作ってきたところ、工夫したポイントなどを出してどのようなタイトルが自分たちの岬に相応しいか、どのようなレイアウトでどのような内容なら伝わりやすいかを話し合い、それぞれそのグループの岬らしいタイトルをつけることができていました。

プレゼンテーションボードの作成では、写真や文章だけではなく、イラストを入れたりレイアウトを工夫することでよりわかりやすいプレゼンテーションになるようそれぞれのグループが話し合い、制作しました。今までの授業を通して考えたこの岬をどのようにしたいか、どのようなところが魅力かを子どもたちも積極的に声に出してくれました。ここにこんな色をいれたら目立つかな?ここはイラストをいれようかな?ここは吹き出しで書こうかな?など、たくさん意見を出し合いました。

プレゼンテーションボードは制作して終わりではなく、発表があるため、発表することも考えて制作しなければいけません。そのため子どもたちは誰が何を説明してどのような順番で話したら伝わりやすいかも話し合いました。次回が発表会で最後の授業ということもあり、どのグループもとても集中しながらプレゼンテーションの準備を行うことができました。

プレゼンテーションの作成後は、写真撮影のため模型を更につくり込む作業に入りました。第8回の授業でつくった模型からどのグループも更に作り込み、岬での活動が伝わるような表現を考えてスプレーや植栽、さまざまな道具を使っ手試行錯誤しながら模型を制作しました。
先生からプレゼンテーションボードに貼る時に人目線の写真があった方が活動が伝わりやすい、というアドバイスを頂き、子どもたちもここからの写真を撮りたい!ここを見せたい!といったところをそれぞれ工夫し、お互いに協力しながら作業を進めることができていました。

次回はいよいよ最後の発表会です。今まで子どもたちがそれぞれ考え、工夫してつくってきた岬を発表し、伊東先生に見てもらう貴重な機会であり後期の集大成でもあります。第9回までの時間で子どもたちは岬の人々の生活、活動について学び、グループで話し合って一つのかたちをつくり上げるということをしてきました。次回の発表会ではそれぞれのグループが今まで学んだことや創意工夫、一人一人が今まで自分たちの岬に対して考えつくってきたことが伝え切れるようなプレゼンテーションになるように頑張りましょう!

次回、百人島の全体像がはじめてわかる回となるため、どのような島になったか楽しみにしています!

日本大学 2年 佐藤風花