子ども建築塾2023年度 前期 第5回「多面的に考える」

2023年09月06日

6月24日(土)に行われた、前期第5回の授業の様子をお伝えします。

前回の授業では中間発表として、子どもたちそれぞれの現時点の案を伊東塾長はじめ先生方に見ていただきました。

発表後、自分が「やりたいこと」のその先にある「住む」ということを考えてほしい、お父さんお母さんとの暮らしから少し逃げ出して東京の都会の中で自分だけで生活するとしたら、どんな暮らしになるのだろう?ということを考えてほしい、というアドバイスをいただきました。

今回の授業では、まず先生・TAと話し、自分が「やりたいこと」を整理し、そこでの暮らし方について考える時間を取りました。塾生によっては、中間発表後の2週間で細かい敷地の計測をし、そこでの過ごし方を具体的に考えてきた子や、さらに街探検を行って自分の「やりたいこと」により合った場所を見つけてきてくれた子もいました。

その後、自分の「いえ」を建てる場所の敷地模型づくりをはじめました。

今回は1/30というスケールで模型を作成します。1/30は自分が30個に分かれたサイズです。

とは言ってもなかなかスケールがイメージしづらい子どもたちのために、先生方がポーズを取っている1/30の人物点景が各テーブルに配布されました。

目の前にいる先生が手のひらに載る小さなサイズになっているのを見て、馴染みのない1/30スケールが少しイメージしやすくなったようです。

敷地模型づくりにあたり、アストリッド先生から「今回の敷地模型づくりは、最終的に自分のいえの模型をつくる前に模型づくりに慣れる良い練習です。部分的な模型、あまり細かくない表現でもOKなので自分のいえの案を考えやすくなるよう敷地をつくってみましょう」とアドバイスをいただきました。

スタジオの真ん中に模型材料や模型づくりのための道具がたくさん入ったワゴンが準備されました。

カラフルな画用紙やストロー、マスキングテープなど普段の生活でも見る素材だけでなく、点景用のかすみ草など子どもたちが見たことのない素材もあり、みんな楽しそうに素材選びをしていました。

ですが、今回の敷地模型はグレースケールなど地味な色でつくり、自分の「いえ」の模型をカラフルにつくる、という指示があったためTAと相談しながらそれぞれ自分の選んだ敷地に適した材料を決めていきました。

次回の授業では、今回作成した敷地模型をもとに自分の「いえ」のアイデアをふくらませていきます。

また、点景用の写真撮影も予定されています。各自が「いえ」での過ごし方を想像しポーズを考えます。

自分自身の姿が模型に入ることで、作品の中で過ごす自分をイメージしやすくなり楽しいアイデアがたくさん出てくることでしょう!

前期の授業も折り返し地点まで来ました。

9月の最終発表に向けて子どもたちの「いえ」が具体的にできていくのを楽しみに、TAも気を引き締めてサポートしていきます。

早稲田大学芸術学校 3年 行谷玲於菜