子ども建築塾2023年度 後期第3回 アイデアの共有「マスタープラン」
11月18日(土)に行われた、後期第3回授業の様子をお伝えします。
いよいよ中間発表が来週となりました。
子どもたちはアイデアがまとめられるのかと不安でいっぱい。席に着くと、授業が始まる前から自分のアイデアをグループ内で共有している様子!
全員が揃い、先生方からのアドバイスを伺った後、TAからも「なかなか食べるものが決まらない時、シチュエーションを限定してみると、もっと考えやすくなります。例えば、春夏秋冬のいつ食べたいか、それは朝ごはんなのか、昼ごはんなのか、夜ご飯なのか、場所はどこがいいのかなど。」と、ヒントを共有してもらいました。
おうちで調べてきたことを共有しながら、マスタープランを話し合います。
ですが、まだどんなロケーションでごはんを食べるのか決まっていないグループが。。。
そこで、ヒントを元に具体的に季節、時、場所を限定して考えてみることにしました。
「朝ごはんかな」、「昼ごはんかな」、「春なら桜をみたい!」
「景色を見たいなら場所は丘の上がいいかな」などなど、子どもたちの話し合いは大盛り上がり。
話すだけでなく、各自でスケッチにおこしてみると、みんなの思い描く情景が共有しやすくなりました。
例えば、秋を選んだ子は紅葉をしている木の側で食べたい。同じ紅葉をした木を見たいと言っていても、丘の上から紅葉した木々を見下ろしながら食べたい。など、話し合いでは共有しきれなかった思いが、みんなに伝わるようになりました。そこからもっと話し合いが活発になりました。
話し合いが終わると、次は模型を使ったマスタープランを決めることに。みんなが立ち上がり、話し合いながらレストランや畑の場所を考えます。
井戸の場所は畑の近くがいい、港は倉庫の近くに、と模型を使うことで実際に利用する情景を思い浮かべられるように。新たな発見がたくさんありました。
次回は、いよいよ中間発表です!
今回決まってきたマスタープランや食べているシーンのスケッチを元に、自分たちの島だからこその魅力がつまった「いただきます島」をかたちにしていきましょう!
日本大学4年 森川詩織