子ども建築塾2024年度 後期第4回 みんなのアイデア中間発表

2025年01月22日

12月7日(土)に行われた、後期第4回の授業の様子をお届けします。

第4回は、「いただきます島Ⅱ」の中間発表です!子どもたちはこれまで、グループで選んだ食べ物と島のかたちをもとに、マスタープランを考えてきました。今日は、伊東先生を含め先生方とみんなの前で発表です。それぞれがスケッチや模型を使って、自分のグループのアイデアを説明しました。

みんなで食べるレストラン、食材を得る畑や養殖場、家畜の牧場、食材の加工施設、グループの仲間が住む家・・・
どのグループも、島に詰め込みたいものがたくさんあります。
島の中にどう配置するかを考えてきただけでなく、建築のかたちまでデザインしているグループも!子どもたちが考えているアイデアが、発表を聞いている先生方やTA、他のグループの仲間に伝わります。他のグループの子どもたちは、発表しているグループの良いと思ったところを一生懸命にメモしています。

グループによってスタディの進め方も様々です。メンバーみんなで作業を進めてきたグループもあれば、一人一人がグループ内で担当を決めてスタディしていたグループもあります。
さて、先生方の講評は・・・?

太田先生からは
「家は家、加工場は加工場と、みんなやりたいことを建物1つ1つに分けているよね。けれど、その必要があるのかな?建物同士、つなげてもいいんじゃない?それに、家だって一つにまとまらなくていい。リビングは島の真ん中に、勉強部屋だけ海辺にあったっていいんだよ。どんな景色の中でどんな風に暮らしたいか、もっと考えよう。」

伊東先生からは
「今回の模型は、いったんご破算だね。一度つくった模型にはつい僕らは愛情を持ってしまうけど、うまくいっていなかったら、勇気をもって壊してみよう。
スケッチはとても良いのに、模型からは伝わってこない。だから、もっとスケッチをたくさん描こう。そして、どんな風に、どんな場所で、どんな活動をするか考えて、模型を家具からつくろう。そうすれば、きっと模型がガラッと変わるよ。」

柴田先生や太田先生、伊東先生など先生方が共通して仰っていたことがありました。
「グループの中で一人一人がバラバラになっているんじゃないかな。今回の課題は、”オーケストラ”だよね。グループみんなで共通のイメージを持たないといけない。だから、お互いに意見交換する工夫が必要だよ。子ども建築塾では、喧嘩OK。相手を否定したくないし、自分の意見を言うのは恥ずかしいけれど、『そうかなあ』『なんで?』と聞いてみよう。一人一人が違う見方だからこそ、人の意見を聞くと面白いはず。チームでやる楽しさを生かして、ドラマチックな島をつくっていこう。」

先生方から様々な講評をいただいて、子どもたちはどう変わっていくのでしょうか?どんな島ができあがっていくのでしょうか?
最終発表まで、見守っていきましょう。

TA 氏家 杏