子ども建築塾 2025年度 後期第7回 つくりながら、考える③

2026年02月26日

1月31日、後期第7回授業の様子をお伝えします。

最終発表までの模型制作も、残すところあと2回。前回配置した家具のスケール感や配置を手がかりに、建物を立ち上げていきました。
これまではペンで描いたり、紐で引いたりして考えてきた路地。それが模型の中ではじめて立体として姿を現しました。

実際に路地ができてくると、「思っていたより路地が広い!」「なんだか直線的で単調かも?」と、模型を囲みながら自然と声があがりました。
想像通りの路地ができた子もいれば、イメージしていた空間と実際に出来上がった空間のズレに戸惑う子もいました。

さらに、多くの子どもたちは最初、一階建てを想定していましたが、住む場所が足りなかったり、階段を置くスペースがなかったりといった問題に気づきました。

しかしここで、ただ上に上に建物を足してしまうと、今度は路地やまちの雰囲気が変わってしまうかもしれません。そこで子どもたちは、グループで話し合いながら調整していました。「この建物が高くなると、広場に光が入らなくなるよ」「ここはにぎやかな路地だから、二階の柱を洗濯紐でつないでみよう」

作業中の子どもたちはとても生き生きしていました。自分の案を伝えたり、友だちの意見に耳を傾けたりと、会話が自然と広がっていきます。
初回のころは、それぞれが自分の作業に夢中で、なかなかチームとして進められなかったこともありました。けれど、授業を重ねる中で築いてきたチームワークと信頼関係のおかげで、今回は声をかけ合い、助け合いながら、驚くほどスムーズに作業が進みました。

一人ではなく、みんなで考えることでより良い答えに近づけること、楽しいことといったグループ課題の本質に気づいできたのかもしれませんね。

次回は、模型づくりの仕上げ段階に入ります。
今日立ち上げた建物と路地をじっくり眺めながら、どこに窓があると気持ちいいか、どこにドアがあると使いやすいか、そんな細やかな部分を詰めていきます。

いよいよ見えてきた様々な路地の風景が、次回どんな表情へと磨かれていくのか、楽しみです。引き続きチームで協力しながら、路地のまちを完成させましょう!

TA 野邊 俊太郎