子ども建築塾 前期9回「アイデアをまとめよう!」
皆様こんにちは。
日中はまだ少し暑さが残りますが、夜は涼しく、秋の気配を感じるようになりましたね。
9月21日に行われた子ども建築塾前期9回目は、とうとう発表会前の最後の授業となりました。今回は、次回の発表会に向けて、プレゼンテーションボードづくりを行いました。
前回までの授業で「自然のようないえ」の模型を完成させられなかった塾生も、先週土曜日のスタジオ開放日を活用したり、自宅でご家族の方に協力してもらったりしながら、何とか全員つくり上げることができました。両手で抱えるようにして持ってきた大きな袋からは、色とりどりの模型が出てきて、どの作品も驚くほどの完成度です。
スタジオに到着するやいなや、先生やTAと模型づくりの話をしたり、模型の手直しをする塾生もいましたが、授業の開始時間になると、プレゼンテーションボードづくりに集中しようと意識を切り替えます。
最初に、伊東先生からどんなふうに発表することが大切なのかをお話しいただきました。
お話のなかで、伊東先生は、TAの学生を横目に「今の大学生みたいな発表をしてはいけない。紙に書いたメモを読んでいるのを聞いても、全然面白くないんだよ。うまく話せなくてもいいから、自分が考えたことを一生懸命伝えようと、身を乗り出すようにして話すんだよ。」という刺激的な話を塾生たちにしてくださいました。
続いて、プレゼンボードづくりに取りかかります。
はじめからどんどん手を動かす塾生もいましたが、中には題名で悩んだり、レイアウトで悩んだりする塾生もいます。
そうした中で、スタジオの2階にセットしてある撮影ブースで模型の写真を撮って、プリントアウトしたものを手に取ると、イメージがわいたのか、一気に手が動き出しているように思われました。
大きな画用紙の上に、きれいに写真を並べて貼って、解説を書き足して、色をつけていきます。写真の上から人や家具の絵を描き足して、そこがどんな場所なのかをわかりやすくしている塾生もいました。
なかなか完成に至る塾生はいませんでしたが、みんな「家で完成させてきます!!」と、期待できそうな様子でした。
発想豊かで明るい塾生たちなら、とても面白い発表をしてくれること間違いありません。
目の覚めるような独創的な「自然のようないえ」の発表を、私たちTAも楽しみにしたいと思います。
明治大学3年 門間翔大