子ども建築塾 前期7回「アイデアを模型に表現しよう!」

2015年12月24日

こんにちは!
7月25日に行われた前期第7回の授業では、いよいよ発表会で使う「本番模型」をつくりはじめました。
前回までは、自分のアイデアを実際のかたちにしながら考えるための「練習模型」をつくってきましたね。今日から取りかかる「本番模型」では、今までつくってきた「練習模型」とは違い、発表会でみんなに自分のアイデアを伝えるためにより分かりやすくつくらなくてはなりません。
前回の授業でつくった練習模型やスケッチを参考にしながら、その中でどんな楽しい暮らしが待っているのかを、よく想像しながらつくっていきましょう!
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最初に先生方からレクチャーがありました。「人のいえに動物が来るのではなく、動物たちのいえに人間がお泊まりしに行くイメージで空間を考えてみよう。」と、アストリッド先生よりアドバイスをいただきました。
「いえ」というと、やはり自分が暮らしたことのあるいえ、知っているいえを基準に考えてしまいがちなので、“動物たちの”いえということをしっかりと覚えていることが大切です。
動物たちが住んでいる空間にもしも人間がお邪魔したら、どのような空間が待ち受けているのでしょうか。子どもたちのつくる本番模型が楽しみですね!

みんな思い思いの材料を手に、今まで描いたスケッチや練習模型を参考に、より大きなスケールで模型づくりスタートです。
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私たちB班の「サソリが住むいえ」に取り組む塾生は、サソリのためにもっとたくさんの隙間が必要だと気づいた様子。一見、一緒に住めるのか心配になってしまうサソリと人間の組み合わせですが、サソリの落ち着く空間を用意することで、人間とも共有できる時間を用意できそうです。
練習模型では漠然としていたアイデアも、アストリッド先生の「もっと大きく表現しよう!」とのアドバイスを受けて、材料からもう一度考えはじめました。
大きく模型をつくり直すということは、大きな空間を支えるための構造が必要になってきます。塾生たちには少し難しい構造の部分は、私たちTAも一緒になって考えます。
「真ん中に大きな柱が三本あれば、隙間をつくる床を支えられるかもしれないね」とのTA
の提案に納得した様子の塾生。実際にやってみると、ダイナミックで魅力的な隙間ができてきました。
少し手が止まってしまうときは、息抜きがてら、他の班の子の作品を見に行きます。
「ここにはどんな動物が暮らすの?」
「ここ、何の材料つかっているの?」
他の班の子の作品からも情報収集。小さな建築家同士、情報交換することで、
「自分もがんばらなくては!」
と席に戻ってからのモチベーションも上がりますね!
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模型がある程度かたちになってきたら、今度は動物の添景を入れてみましょう。動物だけでなくもちろん自分たちの添景も。
動物の家族と自分たちの家族が実際に模型に入るとぐっと楽しい空間がみえてきます!
みんなそれぞれ全く違う動物たちの「いえ」が少しずつ形になってきました。
模型を作っている日は時間があっというまに過ぎていってしまい、終了時間の間際になってもみんななかなか手が止まりません。
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次回のスタジオでの模型づくりは夏休みの合宿をはさんでずいぶん先となってしまいます。
夏合宿では場所を変えて、大三島という大自然の中、東京ではできない貴重な体験をしてきてくださいね!みんなの夏合宿のお話を楽しみにしています。

前期の授業も残りわずかとなってきました!これまで一生懸命考えてきた「動物たちと暮らすいえ」の完成を目指して、最後まで楽しく!つくっていきましょう。

日本女子大学3年 小林奈七子