子ども建築塾 後期第10回「アイデアをまとめよう!②」
みなさま、こんにちは。子ども建築塾TAの白尾仁知です。
2016年2月27に行われた後期第10回の授業の様子をお伝えします。
今回の授業は発表会前の最後の授業でもあり、子どもたちはどこか緊張を感じている様子で集中して、取り組んでいました。前回の授業に引き続きプレゼンボードを作成し、それが終わったら模型の手直しをするという流れでした。今まで半年間考えてきた「渋谷川と仲良くする建築」をプレゼンボードでどのように表現できるか楽しみです。
授業のはじめに、アストリッド先生から「模型ができていなくても、写真に絵を描いてコラージュすると、面白いプレゼンボードができるよ!発表会の日はたくさんの人が来るから、大きな文字でカラフルに書いてね!」と指導をいただきました。
プレゼンボードには自分の考えが相手に伝わるように、写真を貼ったり文字を書き込んだりします。しかし、中にはどうしても写真を撮りたくないという塾生がいました。「模型がまだ中途半端なんだよ…もう少し手を加えてから写真を撮りたいんだ!」と言います。作品に対する熱い想いが感じられましたが、今回の授業でプレゼンボードをまとめなくてはなりません。アストリッド先生のご指導にあったように、「写真に人の絵を描いてみようよ!写真の上から色を付けてみようよ!」と言うと彼は納得した様子で、プレゼンボードを完成させることができました。
また、塾生の中には「人がたくさん集まる建築なんだ!」と言って渋谷のスクランブル交差点の写真を切り取って表現している子どももいて、ユニークなプレゼンボードとなっていました。プレゼンボードの作成が終わった塾生は模型の手直しをしていて、「発表の準備はできているの?」と聞くと、彼は「もちろんだよ!練習ももうしたよ!」と余裕そうな笑みで答えてくれました。
最後に、アストリッド先生から「家でお父さん、お母さんに発表の練習を聞いてもらってね」とみんなに声をかけられました。「渋谷川とまちの建築」の発表会は3月12日です。本番まの残りの2週間、今まで考えてきた渋谷川と仲良くする方法をしっかり伝えられるように練習しておくと良いでしょう。
当日はお父さんお母さんやお友達、大人の方がたくさん来て、いつもの恵比寿スタジオとは異なる場所での発表です。緊張してしまうかもしれませんが、自分の話したいことが整理できていると大丈夫ですよ。1年間の集大成として、この発表ができると、立派な子ども建築家になれると思います。TAのお兄さん、お姉さんも楽しみにしています。
子ども建築塾TA 白尾仁知