子ども建築塾 後期第6回「本番模型をつくろう!①」
こんにちは。子ども建築塾TAの江頭です。
2016年1月9日に行われた子ども建築塾後期第6回の授業の様子をお伝えします。
昨年10月頃から考え始めた渋谷川や恵比寿のまちとともにある建築ですが、12月に中間発表を終えました。子どもたちは自分のアイデアをスケッチや練習模型、また全チームの敷地が入るような大きな渋谷川の敷地模型を使ってみんなに伝えましたが、今日からはそのアイデアをさらにブラッシュアップしてかたちにするために「本番模型」の制作に取りかかります!
私が担当するEグループはまず、中間発表を聞いてグループのみんなが思ったことを話しました。中でも「一人一人がつくっているグループもあったけど、みんなで一つのものをつくろうとしているグループもあった」という意見をキーワードにして、Eグループは一人一つの建築を考えて、それぞれにつながりがあるようなものにしよう、という方向性に決まりました。
それぞれのメンバーのアイデアを見ながら、子どもたちは「光」に注目。「川の底からまちを照らすようにライトアップする」提案や、夜の渋谷川に注目して「建物の窓のかたちを面白くしたい」というアイデアがあり、そして川に落ちる滝をつくろうとしている子も「その滝の内側にきらきらと光がさす空間」を提案していました。
その共通項から、Eグループではグループのテーマを「光のプレゼント」に決めました。
いよいよ本番模型の制作です。
それぞれの方法で自分の伝えたいことが一番よく伝わる模型を目指します。どの素材をどのようなかたちで使ったらいいでしょうか。練習模型で考えたことはどうやって活きてくるでしょうか。
どんどん手を動かしながらも、ときどきグループのみんながつくっている建築はどうなっているかな〜とのぞきに行く姿勢も見られました。
前期の「いえ」の授業とは異なり、後期は「まち」の授業ですから、一人だけではなくみんなで協力して良いまちにする工夫が大切かもしれませんね。
子ども建築塾TA 江頭樹