子ども建築クラブ LIXILメムメドウズプロジェクト「地場の素材で家具をつくる」ワークショップ(1日目)

2016年10月03日

皆様こんにちは。今年も子ども建築塾卒業生を対象にした、子ども建築クラブを開催いたしました!今回の子ども建築クラブでは、8月19日(金)にとかち帯広空港へ出発し、20日(土)からの2日間で「地場の素材で家具をつくる」というワークショップを北海道広尾郡大樹町で行いました。このブログでは1日目の様子をレポートします。

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1日目、羽田空港から飛行機で到着したとかち帯広空港は、夏の北海道らしく過ごしやすい気温でした。子ども建築クラブ塾生と、今回講師を務めて下さる家具モデラーの宮本茂紀さん、家具デザイナーの藤江和子さんとレンタカーに乗って、はじめに宮本さんの家具工房へ向かいました。

空港から家具工房までの道のりでは、北海道の広大な田園地帯を望むことができ、都内ではなかなか味わえない景色を体験することができました。

宮本さんの工房に着き、宮本さんのこれまでの作品や世界の名作椅子とその試作品の数々をお見せいただきました。宮本さんの作品の中には、複雑な組み手をしている椅子があり、講師のお二人にミニレクチャーをしていただく機会がありました。そこでは、複雑な組み手をすぐに理解する子どもたちに、講師やスタッフは驚きを隠せませんでした。

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また、世界の名作椅子とその試作品の数々を見て、子どもたちは自分の好きな椅子に座り、「私これがいい!」「この椅子が好き!」と興味深々でいくつもの椅子に座っては、それぞれの座り心地や素材などを直に感じていました。

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次に、今回のワークショップで家具の設置候補場所となっている大樹町道の駅を視察しました。そこでは、物販スペースやバスの待合室に自分たちがつくる家具を設置することができると聞いて、子どもたちは興味深く視察をしていました。特に、バスの待合室には、壁に沿って長いベンチが置かれていましたが、そこでバスを待つ学生にテーブルをつくるのはどうだろうかという話まで出ていました。

夕方に、今回の宿泊場所でもあるメムメドウズに到着し、自己紹介とガイダンス、メムメドウズの関係者の方々にしっかりと挨拶をすることができました。
藤江先生のレクチャーでは「世界の人々が休む風景」というテーマで藤江先生自らが撮影された世界各国の広場や公園の写真を見せていただき、アジアとヨーロッパでは座り方に違いが出ることを教わりました。また、藤江先生がデザインされた家具の写真を見せていただき、高さや素材の違いで椅子にも机にも、ときにはベッドのようにもなりうることを知りました。
今までみんなが見てきた椅子や机とは全く異なる家具をたくさん教えてもらったことで、家具に対する考え方が大きく変わったのではないでしょうか。子どもたちはレクチャーを聞きながら今回つくる家具のアイデアを考えていたのか、真剣な表情で聞き入る姿勢が印象的でした。

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レクチャーの後は、メムメドウズ内の家具の設置候補場所と施設見学をしました。
夕食は大樹町の食材を使った美味しい食事を地元の方につくっていただき、メムメドウズ内のレストランで食べました。食事の後はレンタカーで移動し、晩成温泉で入浴をしました。入浴後は、メムメドウズへ再び戻り、「MEMU EARTH HOTEL」の方が用意して下さった焚火barで子どもたちと講師、スタッフみんなで楽しい時間を過ごすことができました。明日からのワークショップが、この時間のようにのびのびと過ごすことができるのではないかと思いました。

これで1日目は終了です。2日目は、いよいよ家具づくりがスタートします。大樹町の子どもたちも加わり、どんな家具ができるのでしょうか・・・?つづきは2日目のブログで、お楽しみください。

神奈川大学 TA 庄子利佳