子ども建築クラブ LIXILメムメドウズプロジェクト「地場の素材で家具をつくる」ワークショップ（４日目）

皆様こんにちは。今回の子ども建築クラブでは、「地場の素材で家具をつくる」というワークショップを北海道広尾郡大樹町で行いました。
4日にわたって開催された子ども建築クラブの最終日がスタートしました。
関東に台風が上陸している影響で、帰りの飛行機が飛ぶかどうかが危うくなり、スケジュールの変更がありましたが、子どもたちのなかには「まだまだ泊まりたい！」「飛行機が飛ばなくてもいい！」という子もちらほら。

運行状況は時間になってみないとわからないので、様子を見ながら行動することにしました。
午前中は、完成した家具の設置を行いました。スタジオメムには椅子を3脚、大樹町道の駅には2人がけの椅子を1脚と机を2台置かせてもらうことになりました。

スタジオ内の椅子は宿泊されるゲストの方々に、大樹町道の駅の椅子や机は市民の方に使ってもらいます。これまで大樹町道の駅内のバス待合室には椅子しかなかったので、今回つくった机は早速使ってもらえそうです。

大樹町道の駅で子どもたちとともに大樹町ならではのお土産を堪能したあとは、お楽しみの観光タイムです！

レンタカーで移動して「幸福駅」に寄りました。それぞれお土産を買い、私は幸福行きの切符（片道）キーホルダーを買いました。
それから中札内美術村内のレストランでお昼ご飯を頂きます。北海道ならではのメニューが並んでいて目移りしてしまい、どれを選べばいいのかわかりません！
特に北海道産のトウモロコシは甘味が強くてすっごく美味しく、何を選んでも正解でした。

おなかを満たしたら、今度は六花亭の工場がある六花の森へ向かいました。
六花の森は、六花亭の包装紙にも描かれている「はまなし」や北海道にゆかりのある草花がたくさん植えられていたり、包装紙の花を描いた「坂本直行」にまつわる美術館がある大きな庭園です。みんなでわいわい話しながら歩きました。

庭園を抜けた先の六花亭のショップでお土産をたくさん買い、みんなで空港へ向かいました。
台風の影響も心配されましたが、遅延や迂回をしながら何とか羽田空港へ到着することができました。
　
この4日間は普段と違った環境で生活や作業をし、いつもとは違った体験ができた、とても濃厚な日々だったと思います。家具づくりには、普段描くスケッチや模型づくりだけではなかなか気付けない、実寸でつくるときに初めて体験できることもたくさんありました。そして、何よりたくさんの方の協力があってのワークショップだったと思います。参加したみんなやTAの私たちにとってもこの体験が楽しかった思い出として残り、この先何かを決めるときのファクターになってくれたらなと思いました。

来年もみんなに会えたらいいなあと思っています！

神奈川大学　TA　白鳥さゆり