子ども建築塾 後期第3回「自然とともにくらすアイデアを考えよう!」

2017年01月05日

みなさま、こんにちは。昨年11月26日に行われた子ども建築塾後期第3回の授業の様子をお伝えします。

12月が近づき、気温もどんどん下がり外も寒くなってきましたが、この日も子どもたちは元気に制作に取り組んでいました。

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今回は前回までの敷地調査、そしてまちの人へのインタビューで得た情報をもとに、練習模型の制作にとりかかりました。子どもたちは前回までの活動をもとに描いてきたアイデアスケッチを見せ合い、自然とともにくらすにはどんな建築やランドスケープがあったら楽しいのかを想像してアイデアを膨らませていきました。

さらに、先生からは「恵比寿のまちを考えるときには、まずそのまちに住んでいるという気持ちになって、恵比寿ならではくらしを考えよう!」とアドバイスをいただきました。

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子どもたちは頭を悩ませながらも恵比寿に住んでいる人の気持ちになって制作を進めていきました。

話し合いが一通り終わると、練習模型の制作にとりかかりました。話し合いで生まれたアイデアがいよいよかたちになっていきます。子どもたちは自分がどこの場所を使うのか話し合いながら、同じグループの中で自分たちの案をうまくつなげられないのかという可能性を考えて制作していました。まちの中でアイデアがつながっていくと、もっと面白いものに変わっていくのではないかと思います。

スタジオ内での作業に疲れたら、休憩も兼ねてもう一度恵比寿の敷地を見に行きました。

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自分のアイデアをある程度考えた段階で、もう一度敷地を見に行くと、また違った見え方がします。先生からアドバイスいただいた、住んでいる人の気持ちになって考えようという言葉が活きてきているように思えます。

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次回も引き続き練習模型の制作を行い、アイデアを発展させていきます。グループ内での話し合いや二度目の敷地調査を経て、さらにアイデアが出てくるのが楽しみです。目線を下げて模型をのぞき込み、住んでいる人の視点でまちを意識しながら模型をつくれば、きっと今まで見えてこなかった部分も見えてくるはずです。

そして、TAたちも子どもたちと話し合いながら、よりよい作品ができ上がるのがとても楽しみです。

東洋大学2年 西鍛治 駿