子ども建築塾 後期第4回「練習模型をつくろう!」

2017年01月05日

みなさん、こんにちは。

外はすっかり寒くなり、冬本番になってきました。2016年12月10日に行われた後期第4回の授業では、前回の授業に引き続き、練習模型の制作を行いました。1/50の敷地模型の上に、子どもたちが思い描く「まち」の模型をつくっていきます。

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授業の始めに伊東先生から、「小さな場所でもいいから、まちの中で気持ちのいい場所を考えてみようよ。そして、子どもたち一人ひとりの提案がそれぞれにどこかつながりあって、まち全体に大きく広がっていけたらいいよね。」とアドバイスをいただきました。

後期の課題では、まちの中で、自然とともにくらしていく建築やランドスケープを考えています。子どもたちみんなで同じ「まち」をつくっていく中で、お互いの関係性が生まれてくるところにも注意して考えていけると良いです。

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まずは、模型の大きさに対して、自分たちの大きさがどのくらいなのか把握する必要があります。模型に人の添景を入れることでスケール感が生まれ、まちにどんな空間が広がっているのかが分かりやすくなります。目線を低くして敷地模型をのぞき込み、自分が実際にそのまちを歩いている気分になってアイデアを考えます。

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また先生からは、どんな動物や植物と暮らすのか、もっと具体的な提案をしようとご指導いただきました。前期の課題では、ある一つの素材に着目し、その素材の特徴を最大限に引き出した「いえ」を考えました。なかなか具体的に決められず、苦戦している子どももいましたが、後期の課題でも、より具体的な動物や植物に着目することで、その動物や植物だからこそ考えられるアイデアを出せていけるといいですね。

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なかなか作業を進められない子どもには、アストリッド先生から、「もっと手を動かして、まずはかたちにしてみなよ。頭で考えているだけでは相手に伝わらないよ。考えたことをかたちにしてみなきゃ。」とのアドバイスもありました。試行錯誤を繰り返した数だけいい作品ができあがります。そこに新しい発見があるはずなので、失敗を恐れず、まずはつくってかたちにしてみることが大切です。

早いもので、次回は中間発表です。まだ途中段階ではありますが、それぞれの班の敷地模型をつなげたとき、どんな「まち」が広がっているのでしょうか。子どもちがどんな発表をしてくれるのか、とても楽しみです。

宇都宮大学4年 髙橋広野