子ども建築塾 後期第7回「本番模型をつくろう!②」
みなさま、こんにちは。1月14日に開催した子ども建築塾後期第7回の授業の報告です。
今回は、前回の続きで、本番模型づくりを進めました。「まちの中で、自然とともにくらそう!」というテーマを思い返しながらつくっていきます。
模型をつくるときに大切なのは、実際に模型の中に入ったつもりになることです。イメージしやすいように、小さな人や動物をつくって模型に入れたりしながら考えました。
アストリッド先生は、「自分がその敷地で何をしようとしているのか、きちんと説明できるようにしよう」とおっしゃっていました。子どもそれぞれにつくりたいまちの提案がありますが、やりたいことを絞り、その提案をより深く掘り下げることで、より良いものができるでしょう。
授業の途中、グループのみんなで、お互いの作業や敷地全体をどんな場所にしていくのかについて話し合いました。友達の考えも聞いた上で、自分の考えもちゃんと伝えることができたでしょうか。みんなで協力できると、きっとそのまちはより良いまちになるはずです。
アイデアに詰まったら、他のグループの様子を見に行く子どももいます。グループを超えた敷地のつながりを発見できるとなお良いです。
私たちのグループはその後もう一度、教室を抜け出して、外の敷地を歩き、実際の恵比寿のまちを再確認しました。周りの建物の高さや窓の位置はイメージ通りでしょうか。実際にここに私たちのつくったものができたら、どんなふうに見えるでしょうか。ここに来て模型と実際のまちに差異があると重大な事実に気づくグループもありました。必要があれば、模型やアイデアをどんどん直していきます。
さて、残りの授業もだんだん少なくなってきました。
次回はついに本番模型づくりの最終日。昨年から長い時間をかけ、みんなで一生懸命考えてきたまちをかたちにできる時間はあとわずかです。みんなの考えたことがしっかり伝わる、すてきなプレゼンテーションにもっていけたら良いですね。
東京理科大学3年 大澤真生子